梅干しの賞味期限は10年もつ!?保存方法やアレンジ方法もご紹介

梅干しは平安時代頃から日本にあった食品と言われます。現在でも食卓でもなじみが深い食品の一つですよね。

おにぎりやお弁当に入っていたりと、実際に食べたり目にしたりする機会が多いと思います。

梅干しは、「賞味期限は10年」と言われているの聞いたことありますか?

でも、梅干しが傷んでしまって捨てなければならなかった人もいますよね。

私もせっかく買ってきた梅干しを使いきれず、傷ませてしまったことがありました。

梅干しの賞味期限は、梅干しの作り方によって変わってくるんです。

作り方と保存方法が良ければ、梅干しの賞味期限が10年というのも夢ではありません。

ここでは、梅干しの賞味期限と保存方法の注意、なぜ梅干しは保存がきくか、10年もつ理由を紹介します!

そして余らせてしまった場合の利用方法についても解説しますね♩

目次

梅干しの賞味期限は10年もつものもある!

昔ながらの方法で作られた、お塩多めの梅干しは賞味期限が長く、10年持つ梅干しもあります。

ただし、塩分を少なくして作った梅干しや、市販の梅干しは、消費期限が短くなります。

市販の梅干しの場合、入っている材料でも賞味期限は異なり、未開封の場合3~6か月くらいのものも多いですよ。

ちなみに、昔ながらのお塩多めの梅干しは、100年持つものもあると言われていますよ。

10年でもすごいのに、100年ってすごすぎませんか?!

昔ながらの梅干しの作り方は、主に梅と塩、そして赤紫蘇で作るのが一般的です。また、塩分が18~20%以上が必要とされています。

このような塩分18〜20%で作られた梅干しの場合、長期間の保存ができます。

昔、私の祖母が梅干しを漬けていた時、なぜこんなに沢山の塩を入れるのかと不思議だったのですが、保存を聞かせるための方法だったんですね。

祖母の梅干しは本当に長いこと食べられました。

ここからは、梅干しが10年もつ理由・手作りの梅干しでも減塩タイプは賞味期限が短い理由・市販の梅干しの賞味期限について解説します。

梅干しが10年もつ理由

梅干しは10年もつと言われますが、その理由は原材料や天日干しにあります。

梅干しを漬けるには、主に梅、塩、赤紫蘇が使われます。

この三つの材料、梅、塩、赤紫蘇には殺菌効果がありますよ。

塩は防腐効果が高いとされます。塩の浸透力によって雑菌の水分が抜かれ、繁殖できないように抑えられるためです。

塩分が濃いほど、雑菌から水分が抜けて死んでしまうため、梅干しの保存力が高くなります。

そのため、賞味期限が長くなるんですね。

また、梅に含まれるクエン酸にも、殺菌効果があります!

梅干しを食べた後には、胃の中で食中毒を防いでくれる効果があるんですよ。

そして紫蘇に含まれるポリフェノールや、香り成分のペリルアルデヒドにも殺菌効果があり、食中毒を防いでくれます。

お刺身のツマに紫蘇が使われているのも、紫蘇に殺菌効果があるからと言われています。

梅干し作りの時期になると、赤紫蘇が沢山スーパーに並んでいますよね。

この時期を逃さず、ポリフェノールたっぷりの濃い赤紫蘇を選んでみてください。

赤紫蘇は、殺菌効果だけではなく、仕上がりの色も良くなります!

また手作りの梅干しの場合は、天日干しにすることで、紫外線などで梅をしっかり殺菌することができます。

祖母と梅干しを作っていた時は、天気が良い日に屋根の上で梅干しを日にさらしました。

お天気のいい日を見計らって、屋根一杯に梅を干したのをはっきり覚えています。

梅干しを干すのは、マンションなどにお住いの方には難しいかなと思いますよね?

でも大丈夫。少しでもスペースがあったら、マンションでも梅を干すことはできますよ!

大き目のざるや浅いかごに入れ、外の日当たりが良く、風通しの良い所に置き、下に何か台になるものを敷いてみてください。

たっぷりお日様の光に充てることが出来ると思います。また手作りの場合は、器具を清潔にすることが大切ですよ!

しっかり殺菌をすることで、保存性の高い梅干しを作ることができます。

ガラス瓶などで保存する場合は大き目のお鍋で、ふたも瓶も一緒に煮沸消毒をしましょう。

昔ながらの瓶で保存する場合も同じです。ビンのふたや瓶のふたはどうしても忘れがちですよね。

このふたの消毒をしっかりやることが大切です!

こうした作り方によって、梅干しの賞味期限は10年、と言われるほど長く持つようになります。

手作りの梅干しでも減塩タイプは賞味期限が短い

塩分を少なくして作った梅干しは、消費期限が短くなります。

減塩タイプの場合、保存期間は漬けてから最長で一年ほどと言われますよ!

これは、塩分が少ない事により、雑菌の繁殖が進みやすいと言うことが主な原因です。

ただ、健康志向でやっぱり塩分の少ない梅干し作りにチャレンジしてみたいあなたは、減塩タイプを試してみるのも良いでしょう。

私は母と梅干しを漬けてみたことがあるのですが、「しょっぱい梅干しはいやだ」ということで塩を少なめに入れたことがあります。

冷蔵庫で瓶に入れて保存はしていたのですが、一年以上保存したものは、残念なことに形が崩れ、少し嫌な臭いがしました。

恐らく腐ってしまったのだと思います。結局捨てることになってしまったのが、もったいなかったです。

今思い返せば、減塩タイプで作って、ハチミツやかつお節など、色々な味付けにしてすればよかったなという気がします。

毎日違った味を楽しめるように工夫すれば、お箸も進みますよね。

市販の梅干しの賞味期限

市販の梅干しの場合、賞味期限は未開封の場合3~6か月くらいのものが多いです。

開封後には冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに食べきることとされている場合がほとんどです。

なぜかというと、市販の梅干しにはハチミツなどの調味料が使われていたり、物によっては最近の減塩嗜好で塩分が低くなっていたりする場合があります。

調味料が入っていると腐りやすくなる場合があり、また塩分が低い場合は殺菌効果も低くなってしまっていることが原因です。

私はカリカリ梅と、ハチミツの入った南高梅が大好きなのですが、これは買いすぎるとどうしても余らせてしまいます。

毎日お弁当に入れても、食卓に出しても、どうしても食べきることが出来ませんでした。

カリカリ梅はしぼんでしまい、南高梅は形が崩れてしまいました。

どちらも見た目も悪く、味も悪くなってしまいました。

もちろん市販品には減塩タイプではないものもあります。

市販の梅干しで長く持つものを選びたいときは、以下の二つの事を覚えておけば賞味期限の長い梅干しを選ぶことが出来るでしょう。

  • 調味料が加えられていないこと
  • 塩分が18%より高くなっていること

今回は梅干しが10年もつ理由を紹介しました。

昔ながらの方法で作る梅干しは、賞味期限が長いだけでなくおいしいですよね♪

祖母の梅干しを思い出しながら、私も自分で作ろうと思いました。

梅干しの賞味期限を長くするために保存方法も大切!

梅干しの賞味期限を長くするためには、保存方法はとても大切です!

ちゃんとした保存方法を知ることで、少しでも長くおいしく梅干しを食べることができますよ♪

今回は手作りの梅干しと市販の梅干し、それぞれで保存方法を紹介していきます。

また梅干しを保存する容器も大切になってくるので、おすすめをいくつか紹介しますね。ぜひ御覧ください。

手作りの梅干しの保存方法

手作りの梅干しは、直射日光や高温多湿の場所を避けて、常温や冷暗所で保存します。

できれば、風通しがよく、涼しい場所を選べるといいです。

祖母は、手作りの梅干しを保存する際、必ず茶色の瓶の中に入れ、台所にあったお皿を入れる棚の一番下に保存していました。

茶色の瓶は日の光を通さず、棚も日の光を通しません。梅干しの漬かっている瓶は、夏の間でも冷たかったのを今でも覚えています。

祖母から言われて、暑い夏にひんやりとした瓶から梅干しをお皿に出すのが楽しみでしたよ。

昔のお漬物と言えば瓶に保存されていましたが、これも漬物を長持ちさせるための昔の人の知恵だったのでしょう。

保存する際に棚などスペースがない場合は、冷蔵庫の中に瓶で保存するのも、賞味期限を長くする一つの手です。

市販の梅干しの保存方法

市販の梅干しは開封後、清潔な密閉容器に保存することが大切です。

冷蔵庫は頻繁に開け閉めするので中の温度が不安定になり、どうしても雑菌が繁殖しやすくなりがちです。

賞味期限内に美味しく食べるためにも保存方法は気を付けたいところです。

今は可愛らしい保存容器も沢山販売されています。

梅干し用のお気に入りの密閉容器を探すのも、楽しみが増えますよね!

また開封後は、保存する際の気温によって味が変わったり、傷みが早く進んだりしてしまう場合があるので注意が必要です。

暑い真夏に梅干しを買う場合は、慎重を期してクーラーバックに入れて持ち帰るのもおすすめです

私はこの間の夏、クーラーバックを忘れてきてしまったので、仕方なくスーパーなどにある氷を少しビニール袋に入れ、梅干しと一緒に持ち帰えりました。

家に帰って梅干しを手に取ってみた所キンキンに冷えていました。幸いなことに、味には全く問題はなかったです。

梅干しを保存するのにおすすめの容器はこちら

梅干しは保存容器選びもとっても大切です!

今からおすすめ容器を紹介するので、選ぶ参考にしてくださいね♪

今回は、大きく分けて3種類の保存容器を紹介します。

  • 陶器・磁器
  • ガラス
  • ホーロー

陶器・磁器

祖母の家は、まさに陶器の容器でした。テーブルの上に陶器に入ったままよく梅干しが置いてあったのを覚えています。

陶器や磁器の保存容器のメリットとしては、酸や塩分に耐久性が強く、温度変化の影響を受けにくいです。

また、熱湯消毒もできますよ♪常温で置いておけるので、テーブルの上にそのまま置きっぱなしにできるのも陶器や磁器の魅力ではないでしょうか?

ガラス

ガラスの魅力はなんといっても、中身が見えることかなと思います。

中身が見えると、カビなど仮に発生した場合もすぐ発見できますよね。

ガラスの保存容器も、塩分濃度が高い梅干しの常温保存に向いていますよ。

ホーロー

ホーローの保存容器は、酸や塩分に強いのと、におい移りがしにくいです。

私は、常備菜の保存などにホーローの保存容器をよく使っています。

ホーロー製品は、見た目もかわいくてお気に入りです。

ホーローは冷蔵庫での保存に向いていますよ。

梅干しは保存方法もとっても大切でしたね!

お気に入りの容器を選んで、しっかりポイントを押さえて保存していきましょう♪

梅干しの賞味期限が近ければアレンジするのもおすすめ

 

市販の梅干しは、毎日のお弁当やお漬物として食卓に出してもどうしても余ってしまうことがあります。

賞味期間もあまり長くないし、かといって捨ててしまうのももったいないと思うことがありますよね。

賞味期限が近い梅干しは、ぜひお料理にアレンジして使うことをおすすめします。

また、梅干しは、毎日のお弁当に少しアレンジして加えることも出来ますよ。

ここでは私が好きな梅のアレンジ料理をご紹介します。

カリカリ梅と枝豆のおにぎり

小粒のカリカリ梅を細かくそぎ、枝豆と一緒にごはんに混ぜておにぎりにします。

梅干しはお弁当に入れることもできますが、毎日日の丸弁当ばかりで飽きてきたあなたにぴったりです。

夏場は特に梅干しの酸っぱさと旬の枝豆の美味しさが両方味わえるちょっと贅沢なおにぎりです。

カリカリ梅とじゃこの混ぜご飯

カリカリ梅を細かくそぎ、じゃこと一緒にご飯に混ぜます。

こちらは、カリカリ梅が余ってしまった場合におすすめです。

梅のクエン酸により、じゃこのカルシウムの吸収を助けることが期待できる一品です。

もちろん、おにぎりにすることも出来ます。

日頃カルシウムを取りたいんだけれど、どうしたらいいかな、とお考えの方にはぴったりな一品です。

梅と冷製パスタ

ツナ缶を使った冷製パスタ。大き目の南高梅などの果肉をほぐしてツナと混ぜ、青紫蘇を添えます。

梅の酸味の効いた冷たいパスタは暑い季節にぴったりです。

余りそうな梅干しもしっかり活用して、美味しくいただけるといいですね。

まとめ

  • 梅干しは作り方次第で10年もつものもある
  • 昔ながらの方法で作られた、お塩多めの梅干しは賞味期限が長い
  • 梅干しの賞味期限を長くするために保存方法も大切
  • 手作りの梅干しは、直射日光や高温多湿の場所を避け常温や冷暗所で保存
  • 市販の梅干しは、清潔な密閉容器で保存する
  • 賞味期限が近い梅干しはアレンジして使うのがおすすめ

梅干しは、賞味期限が10年以上の物もあれば、短いものまで様々です。

私は自分で作った梅干しを10年後に食べて味を確かめてみたいなと思いました。

梅干しの保存方法に気を付けながら、長く味わえるといいですね♪

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