さしす梅干しに賞味期限はある?状態の見極め方や保存方法と作り方も

「さしす梅干し」という梅干しをご存じでしょうか?料理のさしすせそは聞いたことあるなと思っても、さしす梅干しって?と思いますよね。

さしす梅干しは砂糖・塩・酢で作られた梅干しのこと。

私は梅干し大好きなのですが、さしす梅干しの賞味期限も気になり調べてみました。

実は、料理のさしすを使った梅干しは扱い次第で長期保存も可能です。

さしす梅干しの賞味期限や保存方法、作り方についても合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事でわかること
  • さしす梅干しの賞味期限
  • さしす梅干しの状態と見極め方
  • さしす梅干しの保存方法
  • さしす梅干しの作り方
  • さしす梅干しと普通の梅干しの違い
  • さしす梅干しの梅酢は保存の方法次第で長持ちできる

についてご紹介していきます。

目次

さしす梅干しの賞味期限とは?

さしす梅干しはどのくらい日持ちするのか、賞味期限があるのか気になりますよね。

さしす梅干しの賞味期限は作り方や保存方法次第ですが、塩分濃度20%以上で添加物が使われていなければ半永久的に日持ちが可能です◎

さしす梅干しは1年程度持つとの情報もありますが、さしす梅干しに限らず、梅干しは賞味期限の数字を気にしなくても基本的には大丈夫です。

さしす梅干しも作り方や保存方法次第で、長期間長持ちもさせることができます。

一般的に梅干しの賞味期限は梅干しの塩分濃度によって異なり、濃度が高い方が長く保存が可能です。

ただ、市販の梅干しの賞味期限は半年ほどに設定されていて、減塩タイプやはちみつ梅はもう少し短くなりますよ。

さしす梅干しの賞味期限も一般的な梅干しの賞味期限に当てはめられますが、さしす梅干しは酢のおかげで塩分を下げても日持ちします。

さしす梅干しは梅干しをつくる時よりも失敗が少ないので初めてでも作りやすいですよ!

また梅干しは熟成すると美味しくなるというイメージありませんか?

さしす梅干しを作った時にできた梅酢は暗い場所に置いておくと常温で何年も持ちます。

おばあちゃんの何年、何十年前の梅干し、美味しくてついつい食べてしまいます。

何十年も前のものは塩分が出ますが、段々と味がまろやかになります。また、栄養価には影響がなく、美味しく食べることが可能ですよ。

賞味期限に関しては気にしなくても大丈夫な程に日持ちするので、安心ですね。

さしす梅干しの状態と見極め方を紹介!

賞味期限を気にしなくてもよいからと言って、いつどんな時でも食べられるわけではないです。

さしす梅干しも保存の状態によっては悪くなってしまいます。

どんな状態が悪くなってしまっているのか、見極めのポイントを紹介します。

ダメになってしまった梅干し
  • カビが生えている
  • 水っぽい
  • 表面がぬるぬるしている
  • 変な匂いがする

悪くなってしまった梅干しを食べるとお腹が痛くなる、吐き気などの症状が出てしまうので注意です。

また同じように、梅酢も悪くなってしまう場合があります。梅酢の状態を見極めるポイントはこちらです。

悪くなってしまった梅酢
  • 変な匂いがする
  • 変な色になっている
  • 酢に濁りがある
  • 変な味がする

少しでも怪しいと感じたら、食べないほうがいいでしょう。

さしす梅干しの保存方法

さしす梅干し含め、梅干しは保存の方法次第で、賞味期限を長持ちさせることができちゃいます。

  • 冷蔵庫で保管
  • 冷凍庫に入れる
  • 瓶に入れておく

保存方法をしっかりチェックしてくださいね◎

冷蔵庫で保管

冷蔵庫で保管する場合は密閉された容器がマストです。

密閉容器でないと水分が蒸発してパサパサの梅干しになってしまいます。

ジップタイプの袋でも大丈夫ですが、実が潰れてしまうので箱型の方がおすすめです。

また、瓶での保存は鉄製の蓋と梅干しの塩分で錆びてしまう事があるので注意です。

冷凍庫に入れる

梅干しも実は冷凍保存が可能です。

私はあまりその発想がなかったので意外でした。冷凍した梅干しはシャーベットのようになるので、夏にもピッタリです。

一旦解凍させた梅干しは日持ちがしないので、その日のうちに食べるか凍らせたまま食べることが良いです。

瓶に入れておく

梅干しを瓶に入れて保存、昔ながらで風情があって素敵ですよね。

我が家の梅干しも瓶に入っているものもあり、見るとなんだかここに美味しいものがと嬉しくなります。

瓶での保存は密閉ができていないので乾燥の進みは早めです。

長いこと入れておくとパサパサになり、塩の塊が出てきてしまいます。

うるうるの梅干しを食べたい場合は長期の保存には向かないので、大量にある時は、近日中に食べる分を入れておくのが良いです。

たまに何年か前の梅干しでちょっとニュルっとする梅に出会うのですがそれは危険だったんですね。

冷凍庫の保存は熱中症予防にも良さそうなので、早速入れてみようかなと思います!

さしす梅干しの作り方は?

さしす梅干しはその名の通り料理のさしす、砂糖・塩・酢を使って梅干しを作ります。

実際どうやって作るのか、作り方を紹介します。

最初はちょこっと手間かもしれないですが、工程はそこまで多くないので、一度やってみて、好みのものを見つけてみてくださいね!

さしす梅干しの材料
  • 完熟梅…1kg
  • 砂糖…300g
  • 粗塩…100g
  • 酢…4カップ

この材料だと塩分濃度は控えめですがさしす梅干しはその分を酢が補ってくれるので、減塩の梅干しよりも日持ちします。

作り方のはさしすに漬ける・干すの工程2つとシンプルなのでおすすめです。

自分で作れるようになると好みの味や保存食にもピッタリです。

行程その1さしすに漬ける
  1. 梅を洗い、なり口を取る(いたんでいる部分はカットしておく)
  2. 梅の水気を取って容器の中へ
  3. 砂糖・塩・酢を回し入れる
  4. 蓋をして涼しく、日の当たらない場所で2週間置く
  • 梅が浮き上がってしまう場合は落し蓋で抑える
  • 梅が完全に浸らない時はさ・し・すを1:3:8の割合で追加する
行程その2干す
  1. 梅を取り出しザルなどに乗せて水気を切る
  2. なるべく間隔をあけて屋外の日当たりの良い場所で3日間干す
  3. 2日目と3日目には梅をひっくり返す
  4. 干した梅と出来上がった梅酢はそれぞれ瓶等で保存する

梅仕事は清潔さがとても大切なので、容器や水気を取る布巾はキレイなものを使ってくださいね。

さしす梅干しと普通の梅干しの違い

さしす梅干しは和洋中どんな料理にも合うという、梅干し。

失敗も少ないので、今年初めて梅仕事をしてみようかなという場合にもおすすめの作り方です。

梅干しは好きだけれど、塩分が気になるなと思う事ありませんか?

さしす梅干しは塩分濃度を減らしてもその分を酢が補ってくれます。

普通の作り方(梅とお塩)の梅干しよりも減塩で作っても美味しく楽しむことができます。

しょっぱすぎて食べられない!という事もなく食べやすいのもポイントです。

作ってみてしょっぱいなと思ったら、酢の量を減らすのもアリです。

自分で漬ける分、色々な調整が可能なので、自分の好きな割合を見つけていくのも楽しいかもしれません。

さしす梅干しの梅酢は保存の方法次第で長持ちできる!

さしす梅干しの良いところは梅干しと同時に梅酢が作れるところです。

さしす梅干しと同様に梅酢も長期保存が可能なので、どう保存すれば良いのかや使い方も紹介します。

梅酢の保存方法

梅酢が透明な状態であれば5~6年は常温で置いておいても大丈夫です。

ガラス瓶に入れて保存する事がおすすめで、鉄の部品のある容器は錆びてしまう可能性があります。

何となく梅の容器はガラス瓶なイメージでしたが、容器の錆びなどを知るとちゃんと意味があるのかと思います。

ただ、1番美味しい期間は作ってから半年間なので早めに食べてしまうのが良いかもしれません。

梅酢の使い方も紹介

さしす梅干しを作ると、梅干しもですが、梅酢もそれなりの量が完成しますよね。

嬉しいけれど、どう使うのか迷ってしまった時、梅酢の使い方を紹介していきます。

梅酢はドレッシングや肉料理におすすめなんです!

  • ドレッシング

キャベツや野菜に、梅酢・ごま油・醤油を合えると、あっという間に美味しいサラダが完成します。

さっぱりとしているので夏にぴったりな上に、お子様にも人気です。

  • お肉のタレ

実は梅酢、ニンニクとも相性バッチリなんです。

ニンニクと梅酢を合わせて肉料理にアクセントになって美味しいです。

また生姜を梅酢に漬けると完成するのは紅しょうが、こちらもお肉とよく合うのでオススメです。

特に牛丼なんかにはもしかしたら必須アイテムではないでしょうか。

私はかなりたっぷりかける派なので、自分でも作れるのは嬉しいです。

  • 肉料理に

先程はお肉のタレとして紹介しましたが、唐揚げや煮込みにも使う事ができます。

唐揚げを作る時、下ごしらえで漬け込むとお肉のパサつきが減り、ほんのりと梅の香りで冷めても美味しく食べられます。

鶏の煮込みにも使用可能で同じくさっぱりとした味が出来上がるのでオススメです。

  • 野菜と梅酢もバッチリ

湯どうししたレンコンをお砂糖と一緒に梅酢に漬けると可愛らしいピンクのレンコンが完成します。

甘酸っぱくて、料理の彩にもバッチリです。

野菜を漬けると美味しいのはもうひとつ、ちょっと意外な玉ねぎです。

柔らかい味になり、そのまま冷奴にかけても、焼き魚の付け合せにも美味しいです。

何かを漬けるのはかなり消費ができるので良い方法かもしれません。

さしす梅干しではなかったですが、冷しゃぶと梅がすごく美味しかった記憶があるので、肉料理は確かにそうかも!と思いました。

梅酢にお野菜もいいなと思ったので、今度つけてみようと思います。

まとめ

  • さしす梅干しはそこまで賞味期限を気にしなくて良い
  • 悪くなってしまったさしす梅干しにはカビや見た目の白っぽさといった変化がある
  • さしす梅干しの保存には、冷蔵・冷凍・常温の方法がある
  • さしす梅干しは砂糖・塩・酢を梅と漬けることで作ることができ、失敗が少ない
  • 一緒にできた梅酢も賞味期限は5~6年持つのでシビアにならなくて大丈夫
  • 梅酢はお料理にたくさん使うことができる

さしす梅干しの賞味期限と保存法や作り方について紹介してきました。

私は瓶を抱えて食べられるほど梅干し大好きなので、さしす梅干しも食べてみたいなと思いました。

梅仕事の時期になったら、お庭の梅と一緒にチャレンジしてみようと思います。

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