りんごをたくさん買ってしまったけど、食べ切らずに腐らせてしまいそう…ということはありませんか?
私は、たくさんもらったりんごを腐る前に食べ切ろうと、1日3食りんご生活をしたことがありました。
せっかく手に入ったりんご、無駄なく食べ切りたいですよね。
りんごを美味しいまま保存したいときは、そのまま冷凍保存するのがおすすめです!
りんごをそのまま冷凍すると保存期間が長くなるだけでなく、栄養価が高くなるなどのメリットがあります。
ここでは、なぜりんごをそのまま冷凍保存するのがいいのか、詳しく解説していきます。
さらに、りんごをそのまま冷凍する方法と、冷凍したりんごを解凍する方法について紹介しますので、参考にしてみて下さい。
きっと、今すぐりんごをまるごとそのまま冷凍してみたくなりますよ♪
りんごの冷凍はそのまま凍らせるのがおすすめ
安売りしているときに箱買いしたり、お歳暮でもらったり、手元にりんごがたくさんあるときはありませんか?
食べきれなくて、腐らせてしまうのはもったいないですよね。
そんなときは、りんごをまるごとそのまま冷凍保存するのがおすすめです!
りんごをそのまま冷凍すると甘みが増すだけでなく、保存期間が長くなる、栄養価が高くなるなど、メリットがたくさんありますよ。
生のりんごを食べるときとは違う食感なので、調理の幅が広がります。
なぜ、りんごをまるごと冷凍すると良いのかについて、詳しく解説していきます。
りんごは冷凍するとさらに甘みが増す
りんごは生で食べるよりも、冷凍してから食べる方が甘さが増すといわれています。
りんごに含まれている糖の中で、一番多い割合を占める果糖は、低温のときに甘みが増すという性質をもっているからです。
それでりんごを冷凍すると甘さが際立つのですね。
りんごは冷凍すると保存期間が長くなる
りんごをまるごとそのまま常温で保存する場合、気温や室温にもよりますが、2週間〜1ヶ月ほどです。
ですが、りんごをまるごとそのまま冷凍すると保存期間が2ヶ月になり、常温での保管に比べて、1〜1ヶ月半ほど長くなりますよ。
カットしたものや、すりおろしたものは普通、常温で保存することができませんよね。
私はカットしたりんごを冷蔵庫に入れ忘れて、もったいないことをしてしまったことがあります。
りんごは、冷凍保存すれば1ヶ月保存することができます。
りんごは18℃以上で痛み始めるので、夏に常温で保存するのは難しいですよね。
温かい時期は、特にまるごとそのまま冷凍保存をして、りんごを無駄にしないようにしましょう。
まるごとそのまま冷凍したりんごは半解凍させるとシャーベットになるので、夏の日の冷たいおやつにいかがでしょうか。
りんごは冷凍すると栄養価が高くなる
イギリスには“An apple a day keeps the doctor away.”ということわざがあります。
意味は、“1日1個のりんごは医者を遠ざける”です。
それほど、西洋ではりんごは栄養価の高い食べ物として認識されています。
そんなりんごですが、りんごは冷凍することによって、更に栄養価が高くなるものがあります。
その栄養成分は抗酸化物質であるビタミンCです。
ビタミンCはストレス、風邪などの抵抗力を高める働きがあります。
また、皮膚のメラニン色素の生成を抑えてくれるので、日焼け予防にも効果があるとされていますよ。
水溶性ビタミンであるビタミンCは水に溶けやすいので、りんごを解凍したときに出る水分とともに、流れてしまうといわれています。
ですから、りんごを解凍した際に出てきた水分も残さず一緒にいただきましょう。
りんごの冷凍から解凍方法までを紹介
りんごは、熟しすぎる前に冷凍すれば、美味しさを保ったまま長く保存することができます。
長く保存するために、とりあえず冷凍するのではなく、美味しく、食べやすい方法で冷凍したいですよね。
りんごの冷凍保存方法は、まるごとそのまま冷凍、カットしてから冷凍、すりおろしてから冷凍の3種類あります。
まるごとそのまま冷凍したりんごは、半解凍にしてシャーベットとして、カットしたりんごは、料理やお菓子作りに使うと便利です。
すりおろして冷凍したりんごは、離乳食やカレーに使うことができますよ。
まるごとそのまま冷凍が、一番簡単な冷凍方法なのでおすすめです。
これからりんごの冷凍から解凍方法までを紹介しますので、是非試してみて下さいね。
まるごとそのまま冷凍する方法
りんごをまるごとそのまま冷凍する方法はこちらです。
- りんごをしっかり水洗いする。
- キッチンペーパーを使って、しっかりと水気を拭き取る。
- りんごをラップまたは、ポリ袋でしっかり包んで冷凍庫へ。
りんごをそのまま冷凍するポイントは、水気をしっかりと拭き取ることです。
水気が残ってしまっているとりんごが痛んでしまうので、しっかりと拭き取って下さい。
りんごを早く冷凍状態にしたい人は、アルミホイルに入れて包むと、冷凍時間が短くなるので試してみて下さいね。
カットして冷凍する方法
りんごをカットして冷凍する方法はこちらです。
- りんごをしっかり水洗いする。
- キッチンペーパーを使って、しっかりと水気を拭き取る。
- りんごをくし切りにカットする。皮を剥くか剥かないかはお好みで。
- 一切れずつラップで包み、冷凍庫へ。
りんごをカットして冷凍すると、まるごとそのまま冷凍するより、冷凍時間を短くすることができます。
カットしたりんごは表面が少し黄色に変色してしまいますよね。
そんなときは、りんごをカットした後、砂糖水かレモン汁につけると変色しにくいですよ。
砂糖水に付ける場合は、水200ccに対して大さじ1強の砂糖を溶かしたものに5分ほど漬けて下さい。
レモン汁に付けるの場合は、水400ccに対して小さじ2のレモン汁を加えたものに2〜3分漬けて下さい。
砂糖水もレモン汁も、漬け過ぎると栄養成分が流れ出てしまうので注意しましょう。
すりおろして冷凍する方法
りんごをすりおろして冷凍する方法はこちらです。
- りんごをしっかり水洗いする。
- キッチンペーパーを使って、しっかりと水気を拭き取る。
- 皮ごとすりおろす。
- 冷凍用ジッパー袋に入れたら平らにならして冷凍庫へ。
すりおろしたりんごも少し黄色に変色しやすいですよね。
すりおろしたときは、レモン汁を小さじ1加えると変色防止になりますよ。
冷凍する際は、冷凍用ジッパー袋に平らにならして入れる方法が一番ラクです。
平らにならして冷凍しておけば、料理に使うとき、おせんべいを割るようにパキパキと割って使えばいいので量も調節しやすいです。
離乳食に使う場合には、製氷皿で1回分ずつになるように冷凍した後、製氷皿から冷凍用ジッパー袋に移し替えて保存すると、使いやすいですよ。
解凍する方法とコツ
冷凍したりんごは、半解凍状態が一番美味しく食べることができますよ。
冷凍方法別に解凍方法を紹介しますので、試してみて下さいね。
<りんごをまるごとそのまま冷凍した場合>
まるごとそのまま冷凍したりんごの解凍方法は、冷凍庫から出してお皿に載せ、室温で15分程放置するだけです。
半解凍状態で、程よく柔らかくなり、包丁でカットすることができます。
そのままスプーンですくって食べるとシャーベットとして食べることもできます。
<りんごをカットして冷凍した場合>
くし切りにカットしたりんごは、カットした大きさにもよりますが、冷凍庫から出してお皿に載せ、室温で5分程放置すると食べることができますよ。
カットして一切れずつ冷凍したりんごは、ダイエットのときのおやつにぴったりです。
私もダイエットをしているときは、りんごをよくおやつに食べます。
りんごの皮に含まれているペクチンは、空腹感を抑える効果があるので、ダイエットにおすすめですよ。
<りんごをすりおろして冷凍した場合>
すりおろしてから冷凍したりんごは、解凍せずにそのまま加熱料理に使うことができます。
私は、食べ切れそうにないりんごをすりおろして冷凍し、カレーの隠し味に使っています。
すでにすりおろしてあるので、調理時間を短縮できていいですよ。
様々な使い道がある冷凍りんごですが、解凍する際に注意するポイントがあります。
りんごは、解凍し過ぎると水分が流れ出てベチャベチャになってしまい、美味しく食べられなくなってしまいます。
冷凍したりんごは、火が通りやすいので加熱調理に向いています。
加熱調理に使う場合は、解凍せずにそのまま使えますよ。
冷凍保存に適したりんごの見分け方
りんご美味しい状態で冷凍するには、新鮮なりんごをなるべく早く冷凍することが重要です。
新鮮なりんごの正しい見分け方を4つ紹介します。
- 上から見るときれいな円の形をしている。
- ハリ、ツヤが良くて、全体的に赤みが強い。
- りんごのおしりの部分が黄色くて、変形していない。
- ツルが太く、しっかりとしている。
私は、新鮮なりんごの見分け方を知るまでは、なかなか美味しいりんごを選ぶことができず、自分から進んでりんごを買っていませんでした。
見分け方がわかってからは、甘くてジューシーなりんごを買えるようになりましたよ。
全体的に赤みは強いけど、まだらになっているものは選ばない方がいいのかな?
まだらになっていても全体的に赤みが強ければ、甘みに影響はないので選んでも問題ないです。
りんごのおしりの部分が黄色いものは味が濃く、甘みが強いのでりんごを買うときに見てみて下さいね。
りんごを冷凍したときに作って欲しいレシピ
冷凍したりんごを食べるのは、生のりんごを食べるのとは違う、りんごの新たな一面を知ることができますよ。
冷凍したりんごはそのまま食べても美味しいですが、加熱料理に使うと調理がラクになるのでおすすめです!
りんごは冷凍することによって繊維が崩れるので、生のりんごを加熱したときよりも柔らかくなるのです。
冷凍したりんごは、コンポートやキャラメリゼなどのスイーツを作るのにぴったりな材料ですね。
冷凍したりんごは、加熱しなくても食べることができますよ。
冷凍したりんごは半解凍するとサクサクとした食感になります。
そのまま半解凍の状態でお皿に盛り付ければ、立派な濃厚りんごシャーベットの完成です!
やっていることは、冷凍庫からりんごを出しているだけなので、とっても簡単ですよね(笑)
他にも簡単なレシピを紹介しますので、是非作ってみて下さいね。
まるごとそのままりんごのジュースレシピ
まるごとそのままりんごを絞った果汁100%のジュースのレシピはこちらです。
- 材料 (1人分)
- まるごとそのまま冷凍りんご 1個
- 作り方
- まるごとそのまま冷凍りんごを表面がプニプニと押せるくらいまで解凍する。
- 解凍して柔らかくなったりんごを手で握り、果汁をコップに入れる。
レシピといっていいのか、わからないくらい簡単に作ることができますね。
りんごを握り潰すって、筋肉ムキムキの人がやるイメージなので、私は憧れがあります。
この方法なら、お子さんや力の弱い方でもりんごを握りつぶせるかも知れないので、憧れがある方は是非試してみて下さいね。
冷凍カットりんごのキャラメリゼレシピ
簡単おしゃれなスイーツのレシピはこちらです。
- 材料 (2人分)
- りんご 1個
- 砂糖 大さじ3
- 水 大さじ1
- バター 10g
- 作り方
- フライパンにバターを入れ、中火で溶けるまで熱する。
- 砂糖、水を入れ、茶色になるまで中火で熱する。
- りんごを加えて弱火にし、混ぜながら2分程熱する。
- お皿に盛り付けて完成。
冷凍カットりんごを使うことで、調理時間が短くて済みます。
完成したキャラメリゼは、アイスを添えたり、シナモンを振りかけたりとアレンジもできますよ。
冷凍すりおろしりんご粥のレシピ
離乳食におすすめの甘いお粥のレシピはこちらです。
- 材料 (1回分)
- 月齢にあわせたお粥
- 冷凍したすりおろしりんご
- 作り方
- 月齢にあわせたお粥に、冷凍したすりおろしりんごを入れて加熱する。
- 食べやすい温度に冷ましたらできあがり。
ごはんの甘みとりんごの甘みが重なった、やさしい甘さのおかゆです。
製氷皿に1食分ずつりんごを分けて冷凍していれば、さらに時短で作ることができますよ。
赤ちゃんがりんごを食べられるのは、おおよそ生後7〜8ヶ月以降の離乳食中期からなので注意しましょう。
まとめ
- りんごはまるごとそのまま冷凍するのがおすすめ。
- りんごをそのまま冷凍すると甘みが増すだけでなく、保存期間が長くなる、栄養価が高くなるなど、メリットがたくさんある。
- りんごに含まれている糖の中で、一番多い割合を占める果糖は、低温のときに甘みが増すという性質をもっているから冷凍すると甘くなる。
- りんごをまるごとそのまま冷凍すると保存期間が2ヶ月になり、常温での保管に比べて、1〜1ヶ月半ほど長くなる。
- りんごは冷凍することによって、ビタミンCなどの栄養価が高くなるものがある。
- りんごの冷凍保存方法は、まるごとそのまま冷凍、カットしてから冷凍、すりおろしてから冷凍の3種類ある。
- 冷凍したりんごは、半解凍状態が一番美味しく食べることができる。
- りんごを美味しい状態で冷凍するには、新鮮なりんごをなるべく早く冷凍することが重要。
- 冷凍したりんごはそのまま食べても美味しいが、加熱料理に使うと調理がラクになるのでおすすめ。
りんごは生で保管するものというイメージが強いので、まるごとそのまま冷凍したことがある人は、少ないと思います。
私もりんごをまるごとそのまま冷凍保存できると知ったときは、とても驚きました。
りんごは冷凍するメリットがたくさんあるので、まだ、りんごを冷凍したことがない人は是非一度挑戦してみて下さい。
きっと、あなたもまるごとそのまま冷凍したりんごの虜(とりこ)になりますよ。
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