ハムスターは名前を覚える?音と匂いでスキンシップをとる方法を紹介

あなたは、動物を飼ったことがありますか?

私は幼少期の頃、祖父母の家でハムスターを飼っていたので、お世話をする機会がありました。

エサを与えると、小さな両手でエサを持ち、食べている姿がとても可愛いかったことをよく覚えています。

何度か世話をするうちに、名前を呼ぶと近寄ってくるようになりました。

はたして、犬や猫のようにハムスターも自分の名前を覚えることができるのでしょうか?

残念ながら、ハムスターは自分の名前を覚えることはできません。

しかし、スキンシップの取り方やしつけ次第で、自分の名前を覚えているかのような反応を示してくれるようになりますよ!

ハムスターが名前を覚えるスキンシップの取り方と名前に反応しやすい種類、人気のある名前についてご紹介していきます。

目次

ハムスターは名前を覚える?名前に反応する本当の理由

ハムスターを飼い始めた頃は、名前を呼んでも反応しなかった。

でも、慣れてくると嬉しそうに近寄ってくるようになった。そんな経験ありませんか?

私は幼少期の頃、お世話をしていたハムスターが近寄ってきてくれた経験があります。

それは、ハムスターが自分の名前に反応したからだと思っていました。

実際の所、犬や猫のようにハムスターは名前を覚えることができるのでしょうか?

残念ながら、ハムスターは名前を覚えることはできません。

なぜ、ハムスターは名前を覚えることができないのでしょうか?

ハムスターが名前を覚えられない理由

ハムスターのお世話をしている時に名前を呼んだり、声をかけると反応を示すことがありますよね。

これは、名前に反応しているのではなく、声という音に反応しているのです。

ハムスターは耳がよく、人間の4倍の音域(周波数)を聞き取ることができると言われています。

音量ではなく音域なので、4倍の大きさで聞こえるということではありません。

ハムスターに聞こえる音は1,000Hz~50,000Hzで、よく聞こえる音域は5,000Hz~20,000Hzとされています。

人が普段話す声は250Hz~4,000Hzなので、人の話し声はハムスターにとって聞きとりにくい音であることがわかります。

つまり、ハムスターは名前に反応しているのではなく、名前を呼ぶ声に反応しているということになります。

ハムスターに名前を音と匂いで覚えてもらう方法

ハムスターは名前を覚えることができないのか…とガッカリしたかもしれません。

しかし、音に敏感で耳がよいことがわかりました。

また、ハムスターは嗅覚が鋭く、匂いを覚えることもできると言われています。

この聴覚と嗅覚を活かしたスキンシップを取ることで、名前を呼ぶと近寄ってきてくれるようになりますよ!

今から名前を音と匂いで覚えてもらう方法をご紹介していきますね。

まず初めに、あなたの匂いを覚えてもらうためにエサを手からあげてみましょう。

最初はなかなか食べてくれません。しかし、慣れてくると手の上でご飯を食べてくれるようになります。

手でご飯をあげることで、飼い主の匂いを覚え、飼い主に対しての警戒心をゆるめてくれるようになります。

ご飯を手であげるタイミングで声をかけてあげると、音と匂いの両方で飼い主を認識し始めます。

声をかける時は、毎回同じ言葉をかけてあげましょう。

今回は名前を覚えてほしいので、名前を呼ぶようにします。

記憶力があまりよくないハムスターでも毎回同じ言葉をかけられると覚えやすくなります。

そうすれば、名前を呼んだ声に反応を示すようになるので、名前を覚えたということになります。

また、以下のような工夫をするとさらに効果的です。

・エサを入れる瓶や容器は同じものを使う。
・エサが入っている瓶や容器の音を覚えてもらう。
・エサをあげる時間やタイミングを一定にする。

このようにルーティンを決めてあげると、飼い主の足音やエサが入っている瓶や容器の音を覚え、ハムスターが喜び、なつきやすくなります。

逆に、いつも大きな音を立てたり、エサをあげるタイミングでハムスターが嫌がることをしたりすると嫌われる可能性があるので注意しましょう。

ハムスターがなついた時に見せるサイン

ハムスターが飼い主になつくと、手の上でご飯を食べるようになると言われています。

では、どのような反応があるとなついたと言えるのでしょうか?

なついたサインを知っておくと、スキンシップがとりやすくなるので、是非とも覚えておきましょう。

なついたサイン

・手をゆっくり差し伸べた時に自ら乗ってくる
・手の上で寝る
・手の上でくつろぐ
・手の上でご飯を食べる

まだ飼い始めて間もない時期は、スキンシップをとってよいのか迷いますよね。

なついてきたかな?と思った頃に、ハムスターの機嫌がよい時を見計らって手のひらを差し出してみて下さい。

もし、自ら手に上ろうとする行動が見られた場合は、なついている証拠です。

他にも指を舐める、後ろをついてくるなど、まるで犬や猫のような行動を見せるようになります。

特に、手の上で寝る行動は心を許している相手にしかしないと言われています。

ちなみに、ハムスターの弱点はお腹です。

「ラッコ食い」と呼ばれる手の平の上で仰向けでエサを食べる行動、お腹をみせてアピールしてくるのはなついているサインです。

私の場合は、手には乗ってくれなかったので、なついてくれていなかったようです。

また、私自身も戸惑いながら接していたので、それがハムスターにも伝わっていたのかもしれません。

ご紹介したサインを参考にしながら、スキンシップをとってあげて下さいね。

ハムスターとスキンシップをとる時の注意点

ハムスターとスキンシップをとる時に、注意すべき点があります。

それは、飼い始めは無理にスキンシップをとろうとしないことです。

ハムスターは元々警戒心が強い動物です。

その警戒心がとけるとなついてくれますが、焦ってしまうと逆効果です。

最初から距離を詰めすぎると、なつくのも遅くなり、トラウマやストレスで体調を崩す可能性もあります。

飼い始めは無理にスキンシップをとろうとせず、そっと見守りましょう。

生活環境に慣れてくると、自分でゲージの中を動き回り、くつろぐ様子が見られるようになります。

最初は怖がらせないように見守りながら慣れるのを待ちましょう。

また、夜行性なので、スキンシップを行う時は、夕方から夜にかけて行うようにしましょう。

私たちも、眠たい時に話しかけられたり、体を揺すられたりすると嫌な気持ちになることがありますよね。

ハムスターも同じです。ハムスターが活動している時間に合わせてスキンシップをとるようにしましょう。

また、早く名前を覚えてほしい気持ちはわかりますが、エサやおやつをあげすぎないように注意してくださいね。

肥満の原因になり、いろんな病気にもかかりやすくなります。

ハムスターに名前を覚えてもらう時の心構え

名前を覚えてもらう時は、「絶対に覚える」ではなく、「覚えてくれる可能性がある」といった軽い気持ちで接するようにしましょう。

今回は、手からエサをあげて音と匂いで覚えてもらう方法をご紹介しましたが、あくまで一例です。

エサを与える時に目を合わせたり、膝にのせたりとあなたが一番やりやすい方法でスキンシップを取るようにしましょう。

また、ハムスターの種類によって、なつきやすい種類とそうでない種類があります。

もちろん同じハムスターの種類でも性格に違いがあるので、簡単に覚える子もいればそうでない子もいます。

そのことも理解した上で、根気よく接してあげて下さいね。

ハムスターの名前を呼んだとき反応しやすい種類は?

先ほども少し触れましたが、ハムスターも人間と同じように個性があります。

ハムスターの種類によって、なつきやすさや飼いやすさに違いがあるようです。

ハムスターに名前を呼んだら反応してほしいあなたは、飼いやすい種類を選ぶのがオススメです!

今からハムスターの生態と種類や性格についてご紹介していきますね。

ハムスターの生態

ハムスターは、キヌゲネズミ科に属するげっ歯類です。

野生のハムスターは、ヨーロッパやアジアの乾燥している地域で、植物の葉っぱや種、ときに昆虫などを食べて暮らしています。

前歯を使ってものをかじったり、ほほの袋にエサを貯めこんだりする習性があります。

ハムスターの性格は怖がりで警戒心が強いですが、縄張り争いでは激しい喧嘩をするという気性が荒い一面も持ちあわせています。

ハムスターは目があまり良くありませんが、エサを探す嗅覚や周りの音を聞く聴覚が優れています。

そのため、周りに匂いの強いものがあったり、うるさかったりするとストレスになります。

特にハムスターは夜行性なので、昼間は寝ていることが多いです。

寝ている時は、できるだけ静かに過ごせるように配慮し、動き始めてから触れ合うようにしましょう。

エサは人工飼料を中心とし、たまに野菜や果物、ひまわりの種などを与えるようにしましょう。

ハムスターはお腹が弱く下痢をしやすいので、注意が必要です。

耳が立っている時と寝ている時があります。

活動している時は、周りの音を敏感に感じ取って、危険がないかを確認しているので立っています。

逆に寝ている時や寝起き、今にも寝そうな時は耳が寝ています。

活動している時に耳が寝ている場合は、体調が悪い可能性も高いです。

スキンシップを取る時に耳の観察もしっかりと行いましょう。

よく飼われている種類

ハムスターは全部で24種類いると言われています。

種類ごとに色もたくさんあるため、選ぶのに苦労するかもしれません。

その中でもよく飼われている種類は、以下の通りです。

よく飼われている種類

・ゴールデンハムスター
・ジャンガリアンハムスター
・キンクマハムスター
・ロボロフスキーハムスター

この4種類はハムスターの中でも有名で、ペットショップでもよく見かける種類です。

色や性格、特徴を簡単にご紹介していきますね。

ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスターは、白と茶色が人気があり、毛の長さや模様でいくつか種類があります。

大きさは、体長15㎝、体重130gです。

性格はおっとりしていて温和で賢く、人に慣れるのも早いと言われています。

なつきやすいため、初心者でも飼いやすい種類です。

その半面、縄張り意識が強いと言われており、単独行動を好むので、多頭飼いには不向きです。

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターのなかでも、グレーのジャンガリアンハムスターは最も人気がある色とされています。

寒い地域が生地のため、体温が奪われないように足の裏にも毛が生えているのが特徴です。

大きさは、体長9㎝、体重30gです。

性格はおとなしいタイプが多く、喜怒哀楽がはっきりしているため気持ちを察しやすい種類であると言われています。

また、臆病な性格でもあるため、急に大きな音をたてて驚かせないようにしましょう。

社交性があるので、多頭飼いに向いています。

特に、「プディングハムスター」と呼ばれるイエロージャンガリアンは、人になつきやすく人気があります。

キンクマハムスター

ゴールデンハムスターの一種で、全身クリーム色をしているハムスターがキンクマハムスターと呼ばれています。

毛並みがフサフサなので、「テディベアハムスター」と呼ばれることもあります。

大きさは、体長15㎝、体重130gです。

性格はおとなしく、人懐っこいと言われており、初心者でも飼いやすい種類です

オスは大人しく食いしん坊で、メスは気が強いと言われています。

ゴールデンハムスターと同様に縄張り意識が強いので、多頭飼いには不向きです。

ロボロフスキーハムスター

ロボロフスキーハムスターは、ハムスターの中でも一番体が小さいと言われています。

背中は薄茶色をしており、お腹は白、目の上に眉のような白い模様があるのが特徴です。

大きさは、体長7㎝、体重25gとかなり小さめです。

性格はとても臆病なため、なつくまでに時間がかかる種類と言われています。

また、小さく動きが素早いです。

寒さに弱いため、冬場はヒーターなどを用意する必要があります。

初心者でも飼いやすい種類とおすすめできない種類

初心者でも飼いやすい種類は以下の通りです。

初心者でも飼いやすい種類

・ゴールデンハムスター
・ジャンガリアンハムスター
・キンクマハムスター
・サファイアブルーハムスター
・パールドワーフハムスター

おとなしい性格で人になつくのが早いのがゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターです。

これらを品種改良してつくられたハムスターもまた、穏やかで人になつきやすい性格です。

逆に、初心者におすすめできない種類は以下の通りです。

初心者におすすめできない種類

・ロボロフスキーハムスター
・キャンベルハムスター
・チャイニーズハムスター
・ヨーロッパハムスター

これらは他のハムスターよりも、体調管理や部屋の温度管理に注意が必要です。

また、性格が臆病かつ攻撃的である場合、接し方も異なるため、慣れていない人には育てるのが難しい種類です。

噛まない種類と噛みつきやすい種類

噛まない種類は以下の通りです。

噛まない種類

・ゴールデンハムスター
・ジャンガリアンハムスター
・ロボロフスキーハムスター

臆病で温和な性格なので、噛みつきにくいと言われています。

逆に、キャンベルハムスターはやんちゃな性格のため、噛みつきやすい種類だと言われています。

オスとメスの性格の違い

個体差もありますが、ハムスターは一般的にオスに比べてメスの方がなつきやすいと言われています。

オスとメスでは性格にも違いがあるようです。

オスメス
おっとり
好奇心旺盛
ストレスに弱い
神経質
食欲旺盛
ストレスに強い

メスの方がなつきやすい理由として、ストレスに強く環境変化に対応しやすいということが考えられます。

しかし、メスは妊娠出産や子育てをすることから神経質な部分があります。

それに対して、オスの方がおっとりしていますが、ストレスに弱く環境変化にも弱いです。

以上のことから、ゴールデンハムスターまたはキンクマハムスターのメスが名前を呼んだ時に反応しやすい種類であることがわかりました。

ただし、あくまで傾向であり個体差の方が大きいです。

私がお世話していたのはジャンガリアンハムスターだったので、初心者でも飼いやすい種類だったことがわかりました。

また、人にもなつきやすかったので、メスだったのではないかと思います。

名前を早く覚えてほしい!という場合は、飼い始める時にハムスターの種類や性別も考慮するといいかもしれませんね。

ハムスターの名前ランキングTOP10!1番人気の名前とは?

ハムスターにつける名前は、どんな名前が人気なのでしょうか?

また、オスとメスでつける名前に違いはあるのでしょうか?

今から、オスメス別にランキングTOP10をご紹介していきます。

ハムスターの名前ランキングTOP10 オス編

オスの名前ランキングTOP10は以下の通りです。

オスの名前ランキングTOP10

1位 ハム
2位 ハム太郎
3位 チュウ太
4位 チビ
5位 銀次
6位 丸
7位 アッシュ
8位 大福
9位 モカ
10位 ハム助

オスの1位は、【ハム】でした。呼びやすく、覚えやすいので人気があります。

3位の【チュウ太】は、ハムスターの鳴き声を連想してつけられています。

5位の【銀次】7位の【アッシュ】は、ジャンガリアンハムスターとブルーサファイアハムスターに多い名前です。

毛の色が銀色なので、色を連想してつけられることが多い名前です。

8位の【大福】は、パールホワイトハムスターに多い名前です。

見た目が白く丸い大福に似ているため、つけられることが多い名前です。

オスのハムスターは、見た目や色、鳴き声から連想してつけられている名前が人気のようです。

ハムスターの名前ランキングTOP10 メス編

メスのランキングTOP10は以下の通りです。

メスの名前ランキングTOP10

1位 ひまわり
2位 ちび
3位 ココア
4位 もも
5位 ひまり
6位 いちご
7位 おもち
8位 ぼたん
9位 チコ
10位 ナッツ

メスの1位は、【ひまわり】でした。

ひまわりの種が大好物だった、名前のひびきが可愛いなどの理由でつけられることが多いようです。

5位の【ひまり】は、女性の飼い主さんがつけることが多い名前です。

9位の【チコ】は、ゴールデンハムスターやキンクマハムスターなどの身体の大きいハムスターにつけられることが多い名前です。

メスのハムスターは、ハムスターの好物や目が赤いから【いちご】など、果物や食べ物の名前からつけられたものが人気のようです。

オスとメスで共通して人気の名前は【チビ】【ちび】でした。

ひらがなとカタカナで表記が違うものの、オスは4位、メスは2位と人気の高い名前となっています。

また、オスメス共に和風の名前が多く、人気があるようです。

私が幼少期にお世話をしていたハムスターは「ハムちゃん」と呼んでいました。

ハムスターだからハムちゃん…そのままですね。(笑)

ハムスターに名前をつける時には、是非とも参考にして下さいね。

ハムスターの名前が決まらない場合の対処方法と考え方

ハムスターの名前が決まらない場合、何を基準に名前を考えたらよいのでしょうか?

どんな名前がいいか迷った時は、どんな雰囲気にしたいのかをまず考えてみましょう。

・洋風か和風
・ハムスターの性格や雰囲気
・ハムスターの色や形などの見た目
・ハムスターの好物

これらを踏まえて名前を考えてみましょう。

浮かんだ名前の中で、一番雰囲気に似合う名前をつけてあげて下さいね。

考えたけど、決まらない。もっとちゃんと名前をつけたい。

その場合は、名前辞典を使って名前をつけるという方法もあります。

名前辞典は大げさでは?!と思われるかもしれません。

ですが、名前が決まらない時には大変重宝します。

どうしてもと言う場合には、活用するのも1つの手です。

あなたが一生懸命考えた名前に反応してくれるとうれしくなりますよね。

また、名前に反応を示してくれるとますます可愛く感じてしまうものです。

私も「ハムちゃん」と呼んで反応があった時に、嬉しさのあまりエサをあげすぎてしまい、親に怒られたことがありました。

名前は最初のプレゼントです。素敵な名前を決めてあげて下さいね。

まとめ

・ハムスターは自分の名前を覚えることができない。
・音と匂いでスキンシップをとりながら名前を覚えてもらうことは可能。
・ハムスターには、なつきやすい種類とそうでない種類がいる。
・オスとメスで性格に違いはあるが、個体差が大きい。
・オスは「ハム」、メスは「ひまわり」が一番人気のある名前である。
・オスとメスで共通して人気のある名前は「チビ」「ちび」
・名前が決まらない場合は、どんな雰囲気にしたいか考えてみる。

ハムスターの聴覚や嗅覚を活かせば、名前を覚えているかのような反応を示すことがわかりました。

ハムスターによって性格も違ってくるので、その子に合わせたスキンシップをとってあげるのが何よりも大切です。

ハムスターが名前を「絶対に覚える」と言うより、「覚える可能性がある」と言うくらいの気持ちで接してあげて下さい。

また、焦らずじっくりとスキンシップをとることでなついてくれやすくなります。

ご紹介した内容を参考に、あなたとハムスターの絆を深めてくださいね。

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