ニュースを見ない大人が増えている!その理由とメリットデメリットも

「テレビでニュースをほとんど見なくなった」
「ネットニュースもできるだけ見ないようにしている」

最近では、ニュースを見ない大人が増えてきているそうです。

ニュースを見ない大人が増えている理由は、自分にとって必要な情報はほとんどなく、見ないことによるメリットが大きいからです。

ニュースを見ないなんて大人としてどうなの?デメリットはないの?と不安に思ったあなたに、ニュースを見ないメリット・デメリットについて詳しく解説していきますね。

また、ニュースを見ない大人がテレビも見ない理由についても説明します。

この記事を読むとあなたも今日から、自分の人生をより有意義なものにできるかもしれませんよ。

ニュースを見ない大人が増えている理由

ニュースを見ない大人と聞くと、世間や世界の情報にうとくデメリットのように感じるかもしれませんが、実際は逆なのです。

ニュースを見ない大人が増えている理由は、自分にとって必要な情報はほとんどなく、見ないことによるメリットが大きいことを知っているからなのです。

ニュースを見ない大人は、あえて見ない人が多いです。

それでは、ニュースを見ない具体的なメリットからご紹介していきますね。

ニュースを見ない大人のメリット４選

私も、ニュースを見なくなったことでメリットをたくさん感じた大人の1人です。

1.無駄な時間が減り、本当にやりたいことに時間を使える。

ニュースを見ないと、本当にやりたいと思っていたことが明確になり、実行に移すのがたやすくなります。

ニュースを見ることは必要だと思っていた頃の私は、時間を無駄に使っていることが多かったです。

仕事で疲れて帰ってきて、夜のニュースをだらだら見るのが習慣化していて、お風呂の時間が遅くなり寝る時間が減ることもよくありました。

政治から芸能まで、ニュースを見出すとつい最後まで見てしまい、職場でも休憩中にパソコンでYahoo!ニュースを確認するのが日課。

「○○大臣が失言したらしい。」「○○が離婚した。」「コロナの感染者数がまた増えた。」

その日のニュースを、同僚たちとそのまま話題にすることも多かったのですが、特に疑問も持っていませんでした。

でも、よく考えてみてください。そのニュースは、自分の人生にどれだけ関係があるのでしょうか?

コロナの情報だけは知っておきたい、と思う人もいるかもしれませんが、極端な感染予防をしたり、人との接触を恐れたりして不安をあおるだけの可能性があります。

適切な予防対策や免疫力を落とさないための情報を自ら得ることで、不自由なく生活ができます。

私はコロナが流行り出した頃からニュースを見るのをやめましたが、適切な食生活や生活リズムを実践しているので、風邪ひとつ引いていません。

ニュースを見ている時間を自分の時間として使うことができます。お昼の休憩中や夜寝る前の貴重な時間でできることはたくさんあるのです。

2.関係のない情報や偏った情報に感情を左右されない。

ニュースというのは、人々の関心を集める放送の仕方をしていることが多いのです。

必要以上に恐怖や心配を感じさせたり、知らないと損するかもしれないと不安をあおったりします。

また人間は噂が好きだという性質を利用して、スキャンダルや誰かの不幸に興味をそそらせます。

自分とは関係のない情報だとしても、情報を受け取った人間は脳や感情を消耗するのです。

いたたまれない殺人事件や事故、また各地の地震や戦争のニュースを見ると心が痛み、不安になる人は多いでしょう。

報道するキャスターも真剣な表情と声で伝えるのでより同情を引くのですが、次のニュースでは一転して明るい芸能ニュースが始まることもありますよね。

暗いニュースで気分が落ち込んでいたあなたは、明るいニュースで楽しい気持ちになりませんか?

人間の脳が１日に処理できる情報量は、決まっていると言われています。

ニュースを見ることによって限られた脳の処理能力や、感情の起伏によって精神力も浪費されているのです。

人の不幸や喜びが他人事だと言っているのではありません。あなたにとって本当に必要な情報であれば、知らせてくれる人は必ずいます。

また、ニュースは偏った報道であることが多く、本当に必要な情報は自分でつかみ取ることが大切です。

私にとってほとんど関係のない情報や切り取られた情報に、感情を左右されることは不効率だとニュースを見なくなってから気づくことができました。

そして、本当に大切なことに時間を費やすことができるようになりました。

3.メディアリテラシーがあがり、視野が広がる。

「メディアリテラシー」という言葉を聞いたことがありますか?

リテラシーとは「読み書きする能力」が語源で、ある分野の知識や理解力を持ち、正しく活用できることを指します。

ITリテラシー、金融リテラシーなど様々な分野に使われている言葉です。

「メディアリテラシー」とは情報発信者の思わくや、世間の風潮に左右されることなく、反する意見とともに総合的に判断することのできる能力を言います。

情報には、たいてい発信者の思わくが含まれているもの。

以前の私は、テレビやネットニュースからの情報をそのまま鵜呑み(うのみ)にしていたことも多く、多少間違っていても問題ありませんでした。

流れてくる情報を鵜呑みにすることは、自分の考えがないことと同じなのです!

情報をだらだらと見続けることは受け身であり、自分で考えることを面倒に感じるようになる可能性があります。

ますます政治や国の動きに興味がなくなったり、テレビや世間の風潮に左右されやすくなったりしやすいです。

メディアリテラシーを鍛えることで、その情報の真の思わくを理解することができ、正しい情報を自分で掴みとる能力が備わります。

メディアリテラシーについては講座などもありますが、まずはニュースを見るのをやめて、自分で情報を得る練習をすることで判断力がかなり高くなりますよ。

4.受け身ではなく行動的になれる。

ニュースを見ないことで、受け身ではなく、自分から行動的になれるメリットがあります。

4つ目のメリットは1〜３を体感できた頃には、自然と身についていると思います。

私自身、以前と比べて明らかに行動力が上がったことを実感しています。ニュースを見なくなったことだけが理由ではありませんが、大きな要因ではあります。

前述したように、流れてくる情報を受けているだけだと、自分で考えることが面倒になってきたり、偏った情報に左右されやすくなったりするのです。

今だから分かるのですが、受動的な時間が増えると次に行動を起こそうという気持ちがだんだんと薄れていきます。

逆に、自ら情報を得ようとすることで気がつけば以前よりもアクティブな自分になっていて、自分の考えが明確になっていました。

ニュースを見ない大人のデメリットはないって本当?

ニュースを見ない大人のデメリットは本当にないのか、気になりますよね。

私自身はニュースを見ないデメリットは感じなかったのですが、デメリットと思われる内容をあげてみました。

あなたにとって本当にデメリットになるのか、一緒に考えてみてください。

世間知らずと思われる可能性がある

ニュースを見ないことは、大人としてだめだと思っている人はまだまだ多くいます。

年齢層が高くなるほど、ニュースを見ないと世間知らずだと思っている人が多い傾向にあり、上司や取引先の人から誤解を受ける可能性があります。

しかし政治や経済情報で言えば、ニュースだけを見ていた時より自ら情報を調べるようになった今の方が、詳しくなったり興味が湧いたりするようになりました。

国民にとって本当に大事なことはたいてい、スキャンダルや大きなニュースの裏で行われているといいますが、ニュースを鵜呑み(うのみ)にしない方が良いのは明らかです。

自分の仕事に関係のある内容は、定期的にチェックすれば良いですし、前章でもお伝えしましたが、本当に必要なことは誰かが教えてくれますよ。

私自身、ニュースを見なくなってからの方が政治について調べることが増え、国内の情報だけではなく、海外から見た日本の状況を気にするクセがつきました。

それでも世間知らずだと言ってくる人からの評価は、もはや私にとってデメリットにはなり得ないと考えています。

芸能ニュースや世間の話題についていけない

朝の情報番組で得た話題を、職場で会話の話題にする人は多いかもしれません。ニュースを見ないと、その日の話題に出遅れたりついていけなかったりすることもあります。

ニュースの話題についていけないことを、デメリットだと感じますか?明日になれば、ほとんど忘れているような内容が多くないでしょうか。

また、自分が知らなくても誰かが教えてくれるので、１つの話題に2回も時間を取られることがなくなりますよ。

スマホを見る時間が増える

テレビをだらだら見なくなった代わりに、スマホをだらだらと見る時間が増えてしまった、という意見もありました。

スマホの利用時間に関しては、私ももう少し時間を減らしたいと考えているのですが、仕事で使用することも多く、調べ物をしているつもりが、気がつけばSNSを見てることもあります。

ただ、私の場合はテレビのニュースだけではなく、スマホでYahoo!ニュースやLINEニュースも見なくなったこともあり、ニュースを見る時間は減ったと感じています。

週に１日はスマホを持たない生活、デジタルデトックスをするのが今の目標です。

ニュースを見ない大人のデメリットは、以上の3点が上がっていましたが、私自身はどれもデメリットではないと考えています。

あなたは、デメリットと感じたことはありましたか?

ニュースを見なくなると、デメリットだと感じていたこともデメリットではなくなるかもしれませんよ。

ニュースを見ない方が幸せだと考える人が増えている

ニュースを見ない方が幸せだと考える人が増えていることは、メリット・デメリットからも分かると思います。

ニュースに限らず、テレビそのものが自分にとって必要な情報はほとんどなく、見ない方が時間を大切に使うことができるので幸せを感じやすい傾向にあります。

アメリカのメリーランド大学の長年に渡る調査では、「不幸な人の方が幸せな人に比べてテレビを見る時間が長い」という結果も出ているのです。

また、最近ではミニマリストやアドレスホッパーという言葉をよく聞くようになりました。

自分にとって本当に必要なものを明確にすることで、無駄な時間を減らし、本当の豊かさを手に入れることができるという考え方です。

本当に必要なものの中に、テレビをあげない人は多いでしょう。時間を大切に使うためには、ニュースだけでなくテレビそのものを省いてよいものだと判断しているからなのです。

そして必要な情報は自分で掴みにいくので、自分にとって大切で重要なことを優先して生活を送ることができます。

アドレスホッパーは、自分の行きたい場所に行き、現地で生の声を聞いたり、体験したりできるので、信憑性(しんぴょうせい)が高いですよね。

ビジネスシーンで使われる慣用句で「木を見て森を見ず」という例えがあるのをご存知ですか?

１本の木しか見えていないが為に、森全体が見えていないという意味ですが、目先のことしか見えておらず全体像が見えていない例えに使われます。

ニュースに限らずテレビというのは、一部の偏った情報である場合が多く、全体像が見えていないことが往々にしてあると思います。

テレビやネットのニュースを見ないことで、情報に振り回されることがなくなるので、幸せなことですよね。

またテレビを見ていると、目に入ってくるのが食品やビールなどのCMです。食べ物や飲み物のCMを見ているだけで脳が刺激され、同じものを食べたり飲んだりしたくなりますよね。

人間の心理をうまく使った企業の戦略に、私もまんまと引っ掛かっていました。

その日テレビで見たものを買うことがありましたが、テレビを見るのをやめてみると、衝動買いする回数がかなり減りましたよ。

あなたもテレビやネットでニュースを見るのをやめてみると、いままで感じたことのない幸せが待っているかもしれませんよ。

まとめ

• ニュースを見ない大人が増えている理由は、ニュースは自分に取って必要な情報がほとんどなく見ないことによるメリットが大きいと知っているから。
• ニュースを見ない大人のメリットは、無駄な時間をなくし、やりたいことに時間を使える、偏った情報に感情を左右されないなどがある。
• ニュースを見ないことでメディアリテラシーが上がり、視野が広がる。
• ニュースを見ないことで受け身ではなく、行動的になれる。
• ニュースを見ない大人のデメリットは、世間知らずと思われたり、世間の話題についていけなかったりするが、もはやデメリットではないと考える。
• ニュースを見ない大人のデメリットは、スマホを見る時間が増えやすいとの意見もあるが、スマホを見る時間はさほど変わっていない。
• ニュースだけではなく、テレビ自体を見ない方が幸せ度も上がる。

いかがでしたか?ニュースには自分にとって必要な情報はほとんどなく、見ない方が時間を大切に使うことができ、幸せへの近道だと思いませんか?

家にいる間はBGM代わりにテレビをつけている、という人も少なくないかもしれません。

最初はニュースをあえて見ない、テレビをつけない生活に物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、やりたいことをやれた達成感や、物事への集中力が感じられるようになると、ニュースの必要性に疑問が湧いてくると思います。

いつも時間がないと思っている人は、まずニュース断ちを始めることをおすすめします。