たっぷりの野菜と、肉や魚介類…。その下には、スープがよく絡むもちもちの麺。
大人から子どもまで、広く愛される「ちゃんぽん」。あなたはいつも、ちゃんぽんをどのように食べていますか?
ちゃんぽんは具材がたっぷりあるため、途中から味を変える「味変」をするのもおすすめ◎
ちゃんぽんの味変におすすめの調味料は、お酢、白コショウ、ウスターソース、ラー油など、たくさんあります。
1つの料理でいろいろな味を楽しむのは、具だくさんのちゃんぽんならでは。
いろいろな味変を知って、ちゃんぽんをもっとおいしく食べましょう!
家でもよくちゃんぽんを作る私が、ちゃんぽんの味変からおいしいレシピまで詳しくご紹介していきます。
この記事で分かること
- ちゃんぽんの味変におすすめの調味料
- ちゃんぽんの味付けレシピ
- ちゃんぽんの味は何で作られているのか
ちゃんぽんの味変におすすめの調味料はこちら!
具だくさんのちゃんぽんを食べていると、途中から味に飽きてきますよね。
そのままでもおいしいけど、味変して食べたい…。
ちゃんぽんにおすすめの味変は、意外とたくさんあります!
ちゃんぽん発祥の地、長崎でもちゃんぽんを食べるときには味変を楽しむそうです。
長崎の人もしているちゃんぽんの味変、気になりますよね。
ちゃんぽんの味変におすすめの調味料は、こちらです。
- お酢
- 白コショウ
- ウスターソース
- ラー油
- ちゃんぽん専用ドレッシング しょうが風味(リンガーハット)
- ちゃんぽん専用ドレッシング ゆず胡椒風味(リンガーハット)
お酢やウスターソースなどは、常備している家庭も多いですよね。
長崎ちゃんぽんのチェーン店、「リンガーハット」では独自のちゃんぽん専用ドレッシングがあります。
しかし、どの調味料も入れすぎるとちゃんぽん本来の味からかけ離れてしまうため、少しずつ入れましょう。
私はいつも、ちゃんぽんを食べるときにはラー油を入れています。
こってりとしたスープに、ラー油を少し足すだけでがらりと変わって、いくらでも食べられちゃいます!
どんな味変が楽しめるのか、1つずつ詳しく見ていきましょう!
<お酢>スープがまろやかになって食べやすい◎
ちゃんぽんがあるお店や、中華料理店のテーブルにはお酢が置かれていますよね。
私は餃子につけるということ以外思いつかなかったのですが、お酢は意外にもちゃんぽんの味変に向いているのです。
ちゃんぽんにお酢を入れると、味がさっぱりし、スープがまろやかになります。
同じ味がきつくなってきたときにお酢を入れれば、どんどん食べられますよ♪
ちゃんぽんとは少し違いますが、私の母は横浜名物・サンマーメンにお酢を入れて食べます。
サンマーメンは醤油味なのですが、ちゃんぽんにも合うということを考えると、お酢は麺類と相性が良いようですね。
酸味のある味付けがお好みの場合には、お酢で味変を楽しんでみてください。
<白コショウ>スパイスで素材の風味を活かす!
黒コショウはよく料理にも使いますが、白コショウはあまり聞き慣れないですよね。
私は調べていて、「白コショウって何!?」と言ってしまいました…(笑)
食材の風味を消すことなく、うま味を引き立たせてくれる白コショウはちゃんぽんの味変にピッタリです。
白コショウは黒コショウに比べ、マイルドで上品な香りが特徴で、繊細な風味付けに向いています。
うま味が引き立つことにより、ボリューミーな野菜もモリモリ食べられますよ。
ちゃんぽんそのものの味を活かして味変したい場合には、白コショウがおすすめです。
<ウスターソース>酸味で味を引き締める!
ウスターソースといえば、ハンバーグのソースや炒めものなどに使われるイメージがありますよね。
私はよく、煮込みハンバーグを作るときにウスターソースを使っています。
実は、ちゃんぽんの味変にもウスターソースが使われるのです!
ちゃんぽんのスープは甘みが強いため、酸味のきいたウスターソースを加えると、味が引き締まります。
もともとは、皿うどんの味変に使われていたそうですよ。
長崎では皿うどんにウスターソースが定番で、具材が似ているちゃんぽんの味変に使う人も出てきました。
ちゃんぽんにもウスターソースが合うと気が付いた人は、着眼点がすごいですよね!
ちゃんぽんの甘みに飽きてしまった場合は、ウスターソースで味変してみましょう。
<ラー油>辛みを足してガラッと違う味に!
ラー油は、いろいろな食べ物に合う万能調味料として有名です。
麺料理にも合わせることが多いため、この味変を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ラー油は少し足すだけで唐辛子の辛みがきいて、ごま油の風味が豊かなため、ちゃんぽんの味変にもピッタリです。
私はいつも、ちゃんぽんの味変にラー油を使っています。
辛いものが好きな私ですが、ちゃんぽんの味変には、3~4滴のラー油がちょうど良くておすすめですよ。
ラー油で味変をして、少し食べて、更に追いラー油をすると段階を踏んで辛くしていけます。
辛いものが得意ではない場合は、レンゲにミニちゃんぽんを作り、ラー油を1滴たらしてみましょう。
ラー油はただ辛いだけではないため、辛みが苦手な場合でも挑戦しやすい味変です。
<しょうが風味ドレッシング>風味が豊かに!
長崎ちゃんぽんのチェーン店「リンガーハット」には、なんとちゃんぽん専用ドレッシングがあります!
「ちゃんぽんにドレッシング!?」と驚きますよね。
ちゃんぽん専用ドレッシングは2種類あります。2種類のうち1つは、しょうが風味です。
しょうが風味のドレッシングをちゃんぽんに加えることで、マイルドな口あたりに味変できます。
しょうがの風味が豊かですが、ちゃんぽんの味を引き立たせてくれるという味変のプロのような存在ですね。
温かいちゃんぽんにしょうが風味ドレッシングを加えて、体がぽかぽかと温まります。
ちゃんぽん専用ドレッシングは、「野菜たっぷりメニュー」を注文すると無料でついてきますよ。
野菜たっぷりメニュー以外でも、追加料金を支払うことで注文可能。
しかし、店舗によって異なることもあるため、店員さんに確認してみてください。
リンガーハットが近くにない、家でちゃんぽんを作った、などの場合にはすりおろしたしょうがを入れてもおいしそうですね♪
私は何かをすりおろすのが苦手なため、しょうがチューブで試してみようと思います…(笑)
ちなみに、生姜ドレッシング付きの冷凍食品もあるので、気になるあなたは試してみてはいかがでしょうか?
<ゆず胡椒ドレッシング>香りとスパイスが絶妙!
リンガーハットのちゃんぽん専用ドレッシングには、しょうが風味の他にゆず胡椒風味があります。
ゆず胡椒風味のドレッシングは、ゆずの爽やかな香りとピリっとした胡椒のスパイシーさが特徴です。
私はゆずの香りが大好きで、考えただけでふわっと香る気がします。
香りと強めのスパイス、両方を楽しめるゆず胡椒風味のドレッシングを加えると、大人の味変を楽しめますよ。
リンガーハットに通い詰める方たちのおすすめは、ゆず胡椒風味でした!
定番の味変に飽きてしまった場合には、大人の味変に挑戦してみるのもいいですね。
こちらもしょうが風味のドレッシングと同じように、「野菜たっぷりメニュー」を注文すると無料でついてきます。
通常メニューにドレッシングをつける場合は有料ですが、店舗ごとに異なるため、店員さんに確認してみてくださいね。
リンガーハットのドレッシングではない、ゆず胡椒のチューブでも手軽にできる味変なため、ぜひ試してみてください。
私は家でちゃんぽんをよく作るため、ゆず胡椒は常に用意しておこうと思いました!
ちゃんぽんの味付けレシピ!あるもので簡単に作れる
ちゃんぽんって、お店で食べるイメージがありませんか?
私はコンビニの麺類コーナーでは、いつもちゃんぽんを選んでしまいます。
ちゃんぽんの簡単レシピに出会うまで、ちゃんぽんの味付けを家で作るのは不可能だと思っていました。
レシピ通りに麺を入れるのはもちろん、野菜だけでも満足感がすごいため、ダイエットにもおすすめです!
家にあるものですぐできる、ちゃんぽんの簡単レシピはこちらです。
材料 1人前
- 豚肉(豚小間切れor豚バラスライス) 50g
- シーフードミックス(冷凍) 80g
- かまぼこ 50g
- もやし 1/2袋
- キャベツ 葉2~3枚分くらい
- にんじん 1/6本
- 中華麺(蒸し) 1玉
- お湯(麺を茹でる用) 適量
- (A)水 500ml
- (A)鶏ガラスープの素 小さじ2
- (A)しょうゆ 小さじ1
- 牛乳 50ml
- 塩コショウ ひとつまみ
- ごま油(炒める用) 大さじ1
私は、レシピには書いていないですが「にんにく・しょうが」を少しいれます。好みでいれてみてくださいね!
また、ごま油の代わりにラードを使ってもコクがでて美味しいですよ♪
作り方
下準備 : にんじんの皮を剥いておく。シーフードを解凍しておく。
- キャベツを一口大に切る。にんじんとかまぼこは、薄い短冊切りにする。
- 豚肉を食べやすい大きさに切る。(豚バラの場合は3cmくらい)
- フライパンを中火で熱する。ごま油をひき、②の豚肉とシーフードミックスを一緒に炒める。
- 色が変わってきたら、①全部と、もやしを加えて炒める。
- 全体的にしんなりしてきたら、(A)をすべて加えて具材が柔らかくなるまで、中火のまま5分ほど煮込む。
- 牛乳を加え、塩コショウで味を調えて火から下ろす。
- 別で鍋を用意し、お湯を沸騰させて、中華麺を袋の表記通りに茹でる。
- 麺を湯切り、先に器へ盛り付ける。
- ⑧の麺の上から、⑥でできた具材とスープをかける。
麺、野菜、肉、魚介類が全部入っていて、栄養豊富でボリューミーなちゃんぽんを、家にあるもので簡単に作ってみましょう。
もっとたっぷり野菜が欲しい場合には、レシピの分量通りではなくても問題なく作れますよ♪
野菜を増やすと水分が多く出て、スープの味が薄くなってしまうかもしれないため、味付けを調整してみてくださいね。
私は上記のレシピに、コーンやきくらげを追加して作るのが好きです。
ちゃんぽんは家で簡単に作れるため、味付けを自由に変えることもできますよ。
ぜひ、自分好みの最強ちゃんぽんを見つけ出してください!
ちゃんぽんの味は何で作られているのか解説!
あなたは、ちゃんぽんの味が何で作られているか、すぐに答えられますか?
昔友だちと、「ちゃんぽんって何味?」と話したことがあります。
2人で出した結論は「ちゃんぽん味」という、答えにならない答えでした…。
豚骨と鶏ガラからとった出汁に、魚介や肉、野菜のうま味が加わったものが、ちゃんぽんの味です。
ちゃんぽんは、豚骨と鶏ガラの出汁をブレンドするのが主流となっています。
しかし、中には豚骨のみor鶏ガラのみと、こだわりを持ったお店もありますよ。
豚骨はこってり感、鶏ガラはコクを出すという役割があり、どちらもちゃんぽんには欠かせない役割ですね。
長崎ちゃんぽんのチェーン店「リンガーハット」では、豚骨と鶏ガラに加えて野菜も一緒に煮込むことで、甘みも出しています。
それぞれのお店によって、どの食材の風味が強いのかを比べてみると、ちゃんぽんの新しい発見ができそうです。
ちゃんぽんの味が、何でできているのかを知らなかった昔の私に教えてあげたいです。
あなたもぜひ、ちゃんぽんの味は何で作られているか、話題を振ってみてください。
意外と、すぐに答えられる人は少ないかもしれませんよ。
ちゃんぽんのはじまりは優しい節約ご飯だった
麺、野菜、肉、魚介類が入った、とても栄養価の高いちゃんぽんがどのようにして生まれたのか、気になりませんか?
ズボラな私も、あれこれ乗せた丼を作ることがありますが、とても料理とは呼べません…。
ちゃんぽんのようなパーフェクトとも言える料理ができたのは、1899年のことでした。
長崎市にある、「四海楼(しかいろう)」という中華料理店初代店主・陳平順(ちんへいじゅん)さんが、ちゃんぽんを作ったそうです。
当時、陳平順さんがお金のない中国人留学生に、ありあわせの具材で食べられるものを作って、できたものがちゃんぽんです。
安く、おいしく、ボリュームがあり、栄養価が高い一杯を作りあげた陳平順さん、すごいですね。
四海楼はちゃんぽん発祥の店として、営業を続けています。
長崎へ旅行するときには、四海楼でちゃんぽんを食べるプランがあると、より楽しめそうです♪
まとめ
- ちゃんぽんの味変には、お酢、白コショウ、ウスターソース、ラー油などがおすすめ。
- 長崎ちゃんぽんチェーン店のリンガーハットでは、しょうが風味とゆず胡椒風味のちゃんぽん専用ドレッシングで味変ができる。
- ちゃんぽんの味は、豚骨と鶏ガラがベースになっていて、さらに野菜や魚介類などのうま味が加わってできている。
- ちゃんぽんのはじまりは、長崎市にある「四海楼」初代店主・陳平順さんがお金のない留学生に振る舞ったのがきっかけ。
- ちゃんぽんは、家にある材料で簡単に作れる。
もともとおいしいちゃんぽんですが、味変をしていろんな味のちゃんぽんを楽しみたいですよね。
私が知らない味変もあって、今すぐに試したいくらいです。
お店でちゃんぽんを注文して味変するのも、簡単レシピでちゃんぽんを作って味変するのも、ぜひ両方試してみてください!
いろいろなちゃんぽんを食べて、あなたの最強ちゃんぽんを見つけ出してみてくださいね♪
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