退職時のプレゼント選びに、困ったことはありませんか?
私は一度、送別会の幹事を任された時、プレゼント選びにとても困った経験があります。
プレゼントには定番の花束。花束があるだけで、その場がぱっと明るく華やいで見えますよね。
退職時のプレゼントとしてもよく渡される花束ですが、実は退職時の花束をいらないと思っている人が多いんです!
この記事を読めば、退職時の花束がいらないという理由が分かり、相手が何に困っているのかがよく分かりますよ。
また、花束を喜んでもらえる渡し方や、花束の代わりになるプレゼントも紹介しますよ。
退職される方へのプレゼントが素敵なものとなりますよう、力になれたら嬉しいです。
退職時の花束をいらない理由はこちら!
花束は退職時だけでなく、プレゼントとしては定番の花束。
そんな花束、退職時のプレゼントでいらないという人が実は多いんです。
花束をいらないという人には、こんな理由がありますよ。
- 持ち帰るのに困る
- お世話に困る
- 引越しの予定がある
- アレルギーがある
それでは詳しく見ていきましょう。
持ち帰るのに困る
大きな花束をもらうと、持ち帰るのに困る場合があります。
車で帰る場合だと、花束を車の中に積めばいいだけですから、あまり困りませんよね。
しかし、電車やバスで帰るとなると、大きな花束を手に持って帰らないといけないので、大変です。
特に電車やバスが満員の場合、一緒に乗っている人にも迷惑がかかりますよね。
また、大きな花束を持っていたら、少し恥ずかしいと感じることはありませんか?
私は職場の送別会で、とても大きな花束をもらったことがあります。
もらった時は、これまで一生懸命頑張ってきたことを称えてもらったようで、とても嬉しかったです。
しかし、大きな花束を持って電車に乗り込むと、周りの視線を感じて、少し恥ずかしかった経験があります。
また、大きな花束だったので周りの迷惑になるとも思い、空いている席があったにもかかわらず、座ることができませんでした。
本当はもらって嬉しいものなのに、帰宅するまでの道のりでどっと疲れてしまいました。
大きな花束ほど嬉しいものですが、その後電車やバスなどを使って持ち帰ることを考えると、少し嬉しさは半減してしまうかもしれません。
お世話に困る
花束をもらって帰ると、その後のお世話に困る場合があります。
家に花瓶がない場合は、花をどうやって飾るかにも困りますよね。
また、花瓶の水を変える頻度や、枯れてきた場合どのように処理したら良いのか、普段花のお世話をしない人にとっては分からないことが多いのではないでしょうか。
私は花のお世話をする機会が多いのですが、切り花は冬場は長くて1ヶ月、夏場は1~2週間もつので、その期間はお世話が必要です。
花を長持ちさせるためにも、花瓶の水を変えるのはできるだけ毎日した方がいいですね。
また、花は枯れてくると花びらや花粉が落ちるので、ちょこちょこ掃除もしないといけません。
そういったことを考えると、花のお世話はとても手間がかかります。
花のお世話があまり好きではない人や、そもそもお世話の仕方が分からない人にとっては、花束をもらっても困るかもしれませんね。
引越しの予定がある
近々引越しの予定がある場合は、花束をもらうと困りますね。
退職は、定年で退職される方だけでなく、異動や転勤、転職によって退職される方もいます。
場合によっては、退職と同時に引越しをする時もあるでしょう。
引越しの予定が近い時に花束をもらうと、お世話ができないだけでなく、せっかくもらった花束を枯らしてしまう可能性も高いです。
枯れてしまったら、少し残念な気持ちになってしまいますよね。
引越しに花瓶のまま持っていくわけにもいかないし、花束のまま置いておくと水分不足になって、すぐに元気がなくなってしまいます。
引越しの予定がある人にとっては、花が好きであっても、退職時の花束をはいらないと思う人が多いかもしれません。
アレルギーがある
アレルギーがある人にとっては、花束はできるだけもらいたくないと思うでしょう。
花束からも、花粉症のような症状で、咳や鼻水、くしゃみが止まらなくなることもあります。
花束をもらって出るアレルギーは、主に花の花粉が舞うことで発生することが多いです。
代表的な花の中で、ユリやミモザなどは花粉が舞いやすく、花びらを触っただけで花粉がべったりとつく場合もあります。
バラ科やキク科の花もアレルギーを引き起こす方がいるため、数種類の花を使う花束は要注意。
私の祖母は花が大好きで、1年中花を花瓶に生けているのですが、中でもユリが大好きです。
しかし、ユリは花粉のたっぷりついたメシベを持っており、枯れていく時は大きな花びらがばさばさと落ちていくので、花粉が舞ってよく花瓶の周囲に落ちています。
幸い、祖母も含めた私の家族は花のアレルギーがないため、このような状況でも問題はないですが、アレルギーのある人がいたら辛いですよね。
花束をプレゼントとして渡す際は、アレルギーの有無を確かめておいた方が良いかもしれません。
退職時の花束を喜んでもらえる渡し方
退職時の花束をいらないと思う人の理由には、思わず納得してしまう部分もたくさんありますよね。
退職する人に花束を用意するということで、決定してしまっているから変えられない。
しかし、プレゼントとして定番の花束は、少し渡し方を工夫するだけで、とっても喜ばれるものになりますよ!
- コンパクトサイズの物にする
- お世話がいらない物にする
- 花束のギフトチケットにする
退職時の花束を喜んでもらうためには、花束を準備する段階で、渡す相手のリサーチをすることが大切です。
しっかりリサーチした上で、相手が喜んでくれるような花束を渡しましょう!
それではひとつずつ、詳しく見ていきますよ。
コンパクトサイズの物にする
相手が花束を持ち帰るのに大変であれば、コンパクトサイズの花束を渡しましょう。
袋にすっぽり入ってしまうサイズの花束であれば、電車やバスを使って持ち帰る場合でも、花束だと分かりにくいですし、周りの迷惑にもなりにくいですね。
ボリュームの少なさが気になる方は、花束を少しアレンジしたスタンディングブーケや、バスケットなどに入ったアレンジメントがおすすめです。
コンパクトなサイズでも可愛くおしゃれなので、もらった人も嬉しいこと間違いなしですよ!
どうしてもボリューム感に欠けるという時は、コンパクトサイズの花束と合わせて、お菓子やタオルなどをセットにして渡しても良いかもしれません。
相手の持ち帰りのことを考えて花束を選ぶと、余計な心配や気遣いをせずに済むため、もらった花束がより嬉しく思えますよね!
お世話がいらない物にする
花束は、意外と持ち帰ってからのお世話が大変なので、お世話がいらない花束を渡すと手間がかからず良いですよ。
代表的な物として、プリザーブドフラワーという花があります。
生花の一番きれいな状態の時に色素を抜き取り、特殊な加工をして、そのままの状態をお世話なしで保つことができる花のことです。
見た目は生花とほとんど変わらず、保存状態を少し気にするだけで、5年以上は長持ちさせることができます。
高温多湿の場所や、直射日光が当たる場所に置かないことが一番のポイントです。
温度が18~25℃、湿度は30~50%に置くのが、ベストな環境ですよ。
プリザーブドフラワーはデリケートな花なので環境が悪いと、花びらが透明になったり、ひび割れの原因になったりします。
私の家にあるプリザーブドフラワーは、季節によって置き場所を変えているだけですが、10年ほど美しい状態を保ってくれていますよ!
引越しの予定が近いうちにある場合でも、プリザーブドフラワーであれば引越し先でも長く楽しめますね。
あまりに神経質になる必要はありませんが、特に夏場と冬場のような私達にとっても過ごしにくい季節は、プリザーブドフラワーも気にかけてあげると良いですよ。
また、スタンディングブーケや、バスケットなどに入ったアレンジメントなども、お世話いらずなのでおすすめです。
スタンディングブーケやアレンジメントは、水をたっぷり吸収したオアシスと呼ばれるスポンジに花を挿しています。
そのため、家に帰ってそのまま飾ることができ、水やりの必要もないんですよ。
日持ちは1週間ほどになりますが花瓶もいらないので、お世話に困る人にとっては、とても嬉しい花の贈り物ですね。
バスケットタイプのアレンジメントは、お花を楽しんだ後、インテリアとしてバスケットを飾ったり、小物入れとして使ったりすることもできるのでおすすめです。
お世話の心配をせずに花を楽しむことができ、花があるだけで家もなんとなく明るくなるので、喜ばれること間違いなしですね!
花束のギフトチケットにする
ギフトチケットは、相手の欲しいタイミングでお花が届くのでおすすめですよ。
普段あまり花と生活する機会がない人でも、季節に合った好きな花を選べるものもあるので、気軽に花を楽しむことができます。
贈る側も場所や予定を気にせず渡せるので、相手の都合を確認する必要もなく渡しやすいです。
届くまでの間はわくわく感もあり、また届いた時の素敵な花を見ると、思わず笑顔になりますね。
渡す際に少し寂しい感じがする場合は、ギフトチケットと合わせてお菓子やジュース、タオルなどとセットにして渡すのも良いですよ。
退職時に花束をいらないと思う人には、それぞれの理由があります。
相手をリサーチした上で渡し方を工夫するだけで、とっても喜ばれる花束になること間違いなしですよ!
退職時に渡す花束の代わりになるプレゼント
退職時にプレゼントを渡す際、中にはどうしても花束はいらないという方もいますよね。
そんな時は、花束の代わりになるプレゼントを渡しましょう。
- お菓子や飲み物
- 入浴剤
- お酒
- ギフトカード
渡す相手の好きな物をあらかじめリサーチしておくことで、とっても喜ばれるプレゼントになりますね!
それでは詳しく見ていきましょう。
お菓子や飲み物
お菓子や飲み物は食べてしまうと残らないため、相手への負担も軽く喜ばれることが多いです。
また家族がいる人にとっては、お菓子や飲み物をもらって帰ると、家族にも喜ばれるかもしれませんね!
甘いものが好きな人にとっては、お菓子のプレゼントは嬉しいのではないでしょうか。
お菓子をもらった時は、普段自分ではあまり買わないお菓子をもらうことが多いので、とっても嬉しいです!
飲み物を渡す場合は持ち帰りのことを考えて、あまり重さが負担にならない物を渡しましょう。
ドリップコーヒーの詰め合わせなどにすると、重さは気にしなくてもいいのでおすすめですよ。
コーヒー好きの人にはとっても嬉しいプレゼントになるのではないでしょうか。
入浴剤
入浴剤は、見た目が可愛い物が多く、いい香りがするものもあるので、プレゼントには最適です。
特に若い女性に人気で、入浴剤の専門店などもあるので、普段自分では買わない物をもらうとより嬉しいですね!
入浴は毎日のことですし、入浴剤を使っていつもと違った入浴を楽しむことができますよ。
ただし、入浴剤はあまり使わないという人もいるので、あらかじめリサーチしておくことも大切です。
私はお風呂の残り湯を洗濯に使っていて、入浴剤を入れると洗濯に使えなくなるので、あまり入浴剤を使いません。
入浴剤を入れたお風呂の残り湯は、洗濯に使えないことはないのですが、匂いや色が洋服に移ってしまう可能性があります。
しかし私は入浴剤をもらった時、見た目が可愛い物や良い香りがする物が多いので、玄関やリビングに置いて芳香剤として使っていますよ!
入浴剤は、本来の使い方ではなく、インテリアとして使うのもおすすめです。
ほんのり良い香りが漂うので、リラックス効果もありますよ。
プレゼントと一緒にメッセージを添える際、入浴剤の別の使い方をちょこっと書いておくと、相手も嬉しいかもしれませんね。
お酒
お酒好きな人には、お酒をプレゼントすると喜ばれます。
普段なかなか買わない種類の物をプレゼントすると、喜ばれるかもしれませんね。
お酒をプレゼントする際は、あまりに重いと持ち帰りの際に相手の負担になってしまうので、重さには気を付けてください。
お酒は瓶に入っている物が多いため、小さい物でもずっしりと重みがありますよ。
買う際は、実際に持ってみて確認しても良いかもしれません。
ギフトカード
世代や性別を問わず喜ばれるプレゼントとして、ギフトカードがあります。
ギフトカードには、商品券タイプやカードタイプ、専用コードやURLでアクセスするデジタルタイプがあります。
使い勝手の良いものを選んで、渡すと良いですよ。
退職時のプレゼントとして、ギフトカードは少し寂しいかなという気持ちもあるかもしれませんが、相手にとっては自分に必要な物を買うことができます。
本好きな人には図書カード、旅行好きな人には旅行券、カフェが好きな人にはカフェで使えるギフトカードなど、様々なギフトカードがありますよ。
オンラインショップで使えるギフトカードもあるので、家で好きなものを選んで買えるのは嬉しいですね!
退職時の花束の代わりになるものは、相手の好きなものをリサーチし、喜ばれるものを渡して気持ちよく送り出してあげましょう。
まとめ
- 退職時の花束は、持ち帰ることやお世話することに困ったり、引越しの予定やアレルギーがあったりすることから、いらないという人が多い
- 退職時の花束を喜んでもらえる渡し方には、コンパクトサイズのものやお世話がいらないもの、花束のギフトチケットなどがある
- 退職時の花束の代わりになるプレゼントには、お菓子や飲み物、入浴剤、お酒、ギフトカードがおすすめ
退職時に関わらずプレゼントとして定番の花束は、相手のことをリサーチするだけでとっても喜ばれるものになります。
私は、知り合いが花屋さんをしていることで、お花が家にある機会が多いです。
だからこそ、お世話の大変さがよく分かるんですよね。
退職者が花束をいらないと思ってしまわないように、もらった後の花束を楽しめるようなものを選ぶことが大切ですよ。
事前に相手をリサーチして、退職時に本当に喜ばれるものをプレゼントしてくださいね。
相手が新しいスタートを気持ちよく切れるように、心を込めてプレゼント選びをしましょう。
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