食品や寝具など、身近にあるものの除湿をするために用いられるシリカゲル。
あなたは今、お手持ちのシリカゲルが湿気を吸わなくなってきてもったいないと感じてはいませんか?
シリカゲルにはA型とB型の2種類が存在するのですが、どちらも熱を加えることで再生することができます。
ご家庭で試せる方法ですと、B型シリカゲルは天日干しをすることで、A型シリカゲルは電子レンジやフライパンで加熱することで再生することができますよ。
シリカゲルを何度も買い替えるのはもったいないと感じていたので、天日干しで簡単に再生できると知り嬉しいです!
今回は、天日干しをはじめとする、ご家庭でできるシリカゲルの再生方法について詳しくご紹介します。
B型シリカゲルの再生は天日干しでできる!
シリカゲルには、A型とB型の2種類が存在することをご存じですか?
どちらの種類のシリカゲルも熱を加えることで再生することができますが、B型シリカゲルはなんと、天日干しをするだけで再生できるんです!
これから、A型シリカゲルとB型シリカゲルの違いや、B型シリカゲルを天日干しで再生する方法についてご紹介しますね。
A型シリカゲルとB型シリカゲルの違い
A型シリカゲルとB型シリカゲルには、主に以下のような違いがあります。
A型シリカゲルとB型シリカゲルの違い
- A型:湿度の低い環境での吸湿力に優れている
- B型:吸湿力が高く、自ら湿気を放出することもできる
お手持ちのシリカゲルがA型かB型かを知りたい場合は、シリカゲルの袋に記載されていることが多いので、確認してみてくださいね。
これから、A型とB型の違いについて詳しくご紹介しますね。
A型シリカゲル
A型シリカゲルは、身近なものですと食品やお菓子の袋の中に入っていることが多いです。
私がよく買うハーブやスパイスの袋には、A型シリカゲルが入っていることがあります。
他にも、医薬品や精密機械などの湿度に弱いものの防湿にも使われていますよ。
A型シリカゲルは、B型シリカゲルと比較すると吸湿力は弱いのですが、湿度が低い環境においても湿度を吸収できるというメリットがあります。
再生するためには、吸収した水分を飛ばすために高温で加熱する必要があります。
ご家庭においては、電子レンジやフライパンを使って加熱することで再生することができますよ。
B型シリカゲル
B型シリカゲルは、身近なものですと寝具や楽器の湿度を調節するのに使われることが多いです。
私の家にある除湿シートには、B型シリカゲルが使われていました!
また、建物の床や壁の湿度を調節する際にも用いられていますよ。
B型シリカゲルは、A型シリカゲルよりも吸湿力が強く、湿度が低い環境においては自ら湿気を放出することができるというメリットがあります。
A型は湿気を吸収することしかできませんが、B型は湿気を吸収したり放出したりできるんですね。
B型シリカゲルは自ら湿気を放出できるため、再生する際に高温で加熱する必要はありません。
ご家庭では、天日干しをするだけで再生することができますよ。
B型シリカゲルを天日干しで再生する方法
B型シリカゲルは、天日干しをするだけで再生することができます。
天日干しでB型シリカゲルを再生する際には、以下のものを用意しましょう。
用意するもの
- B型シリカゲル
- ステンレストレー
ステンレストレーは、100均のキッチン用品のコーナーで手に入れることができますよ。
ただ天日干しをするだけでもシリカゲルを再生することができますが、なかなか上手く再生できないこともあるようです。
ステンレストレーがあると効率よく再生することができますので、用意することをおすすめします。
天日干しでのシリカゲルの再生手順は、以下の通りです。
シリカゲルを天日干しで再生する手順
- トレーにシリカゲルを乗せる
- 日当たりの良い場所にトレーを置く
- 2~3時間放置する
このように、非常に簡単にシリカゲルを再生することができますよ。
これから、天日干しでの再生手順について詳しくご説明しますね。
トレーにシリカゲルを乗せる
まず、ステンレストレーの上にシリカゲルを乗せましょう。
ステンレス製のトレーを使用すると、天日干しをする際にトレーには熱が蓄えられます。
その熱の力で、効率よくシリカゲルを再生することができますよ。
日当たりの良い場所にトレーを置く
次に、シリカゲルの乗ったトレーを日当たりの良い場所に置きましょう。
日差しが多い夏場ですと、直射日光に当てることで短時間で再生することができますよ。
冬場など日差しの少ない場合には時間がかかってしまうこともありますので、注意しましょう。
2~3時間放置する
最後に、シリカゲルを天日干しにした状態で2~3時間放置しましょう。
再生が完了したかどうかは、インジケータ―の色で確認することができますよ。
インジケーターとは、シリカゲルの中に含まれている青い粒のことで、湿気がどのくらい吸収されたかを目で見て判断できるようになっています。
インジケーターは湿気をたくさん吸うとピンク色に変化し、再生が進むと青色へと変化します。
天日干しをする際は、インジケーターが青色に戻るまで放置するようにしましょう。
私の家にあるシリカゲルを確認したら、インジケーターがピンク色になっていました…。天日干しで再生をしたいと思います!
なお、シリカゲルは再生できると言っても何度も再生できるわけではありません。
1年以上シリカゲルを使い続けることは基本的にできませんので、使い始めから半年~1年ほど経ったら交換するようにしましょう。
B型シリカゲルは天日干しをするだけで簡単に再生することができますので、ぜひお試しください。
A型シリカゲルの再生方法を紹介!電子レンジでできる
A型シリカゲルは、天日干しで再生することができるB型シリカゲルとは異なり、高温で加熱しないと再生することができません。
ご家庭にあるものですと、電子レンジを使うことでA型シリカゲルを再生することができますよ。
天日干しよりは手間がかかりますが、家庭にあるもので再生できると知り嬉しいと思いました!
これから、電子レンジでシリカゲルを再生する方法について詳しくご紹介しますね。
A型シリカゲルを電子レンジで再生する際は、以下のものを用意しましょう。
用意するもの
- A型シリカゲル
- 電子レンジ
- 耐熱皿
シリカゲルが入っている袋は、電子レンジで加熱してはいけない場合があります。
そのため、シリカゲルは耐熱皿の上に出して加熱するのが良いですよ。
電子レンジでのシリカゲルの再生手順は、以下の通りです。
シリカゲルを電子レンジで再生する手順
- シリカゲルを袋から出す
- 耐熱皿の上にシリカゲルを乗せる
- シリカゲルの様子を見ながら電子レンジで加熱する
これから、電子レンジでの再生手順について詳しくご紹介しますね。
シリカゲルを袋から出す
まず、袋の中のシリカゲルをすべて出しましょう。
シリカゲルが入った袋は、電子レンジで加熱してはいけない素材のものがあります。
特にビニール素材のものですと、加熱したときに袋が溶けてしまう可能性があり非常に危険です。
そのため、必ずシリカゲルは袋の中から出すようにしましょう。
耐熱皿の上にシリカゲルを乗せる
次に、袋から出したシリカゲルを耐熱皿の上に乗せましょう。
シリカゲルが均一に加熱されるようにするために、耐熱皿はできるだけ平らなものを用意すると良いですよ。
また、シリカゲルの湿気をしっかりと飛ばすために、ラップなどはかけないようにしましょう。
シリカゲルの様子を見ながら電子レンジで加熱する
最後に、様子を見ながら、シリカゲルを電子レンジで加熱しましょう。
はじめのうちは、500Wで30秒~1分間を目安に加熱してみてください。
加熱したら電子レンジの中からシリカゲルを取り出して、インジケーターの色が青くなっているかどうかを確認しましょう。
このとき、加熱されたシリカゲルで火傷をしないように注意しましょう。
インジケーターがまだピンク色のままでしたら、もう一度電子レンジで温めてください。
この作業を何度か繰り返して、数回に分けて加熱するのがおすすめですよ。
面倒くさがって一気に加熱すると、火傷をしたり、シリカゲルがダメになったりする原因になります。
そのため必ず、加熱する際は数回に分けるようにしましょう。
私は面倒くさがりなので、一気に加熱しないように気をつけたいと思いました!
インジケーターが青色に戻ったら、シリカゲルの再生は完了ですよ。
再生したシリカゲルは元の袋には戻さず、新しいお茶パックなどに入れて使うのがおすすめです。
A型シリカゲルはB型シリカゲルと異なり、再生をする際に高温で加熱する必要があります。
ご家庭にあるものですと、電子レンジを使って再生することができますよ!
A型シリカゲルの再生はフライパンでもできる!
A型シリカゲルは、電子レンジだけでなくフライパンを使って再生することもできますよ。
この方法では、電子レンジの場合とは異なり、インジケーターの色が変わる様子を目で確認しながら加熱することができます。
そのため、加熱しすぎることがなく、より安全に再生することができる方法であると言えますよ。
これから、フライパンでシリカゲルを再生する方法について詳しくご紹介しますね。
A型シリカゲルをフライパンで再生する際は、以下のものを用意しましょう。
用意するもの
- A型シリカゲル
- フライパン
- 木べら
この方法ではフライパンでシリカゲルを炒って加熱するため、フライパンが傷つく可能性があります。
そのため、普段使わないような、傷ついても良いフライパンを使うようにしましょう。
フライパンでのシリカゲルの再生手順は、以下の通りです。
シリカゲルをフライパンで再生する手順
- シリカゲルを袋から出す
- フライパンにシリカゲルを入れる
- 弱火でシリカゲルを炒る
これから、フライパンでの再生手順について詳しくご紹介しますね。
シリカゲルを袋から出す
まず、袋の中からシリカゲルをすべて出しましょう。
フライパンで再生する際は、シリカゲルの一粒一粒を炒るようにして加熱しますよ。
フライパンにシリカゲルを入れる
次に、フライパンにシリカゲルを入れましょう。
フライパンは、普段使っていないような傷ついても良いものを使用してください。
なぜなら、シリカゲルはフライパンに傷をつけてしまうことがあり、特にテフロン加工がされたものですと効果が落ちてしまう可能性があるからです。
また、油などの汚れが付いたフライパンで加熱すると、シリカゲルが汚れを吸着してしまうことが考えられます。
必ず、フライパンは綺麗に洗ったものを使うようにしてくださいね。
フライパンに入れるシリカゲルの量は、均一に加熱できるように、シリカゲル同士が重ならないくらいを目安にしてください。
弱火でシリカゲルを炒る
最後に、フライパンに入れたシリカゲルを弱火で炒りましょう。
木べらに混ぜながら加熱すると、均一に加熱することができますよ。
インジケーターの色が青色に変わるまで、様子を見ながらじっくり加熱しましょう。
このとき、加熱しすぎてシリカゲルを焦がしてしまうと使い物にならなくなってしまうので、注意するようにしましょう。
また、加熱したシリカゲルはかなり高温になっていますので、電子レンジの場合と同様に火傷には気を付けてくださいね。
再生したシリカゲルは、新しいお茶パックなどに入れて小分けにして使うのがおすすめですよ。
A型シリカゲルは電子レンジだけでなく、フライパンを使っても再生することができます!
加熱しすぎることがなく安全に、シリカゲルを再生させることができるのでおすすめの方法ですよ。
まとめ
- B型シリカゲルは天日干しで再生できる
- A型シリカゲルは電子レンジで再生できる
- A型シリカゲルはフライパンを使うと、より安全に再生できる
今回は、シリカゲルを天日干しで再生させる方法や、電子レンジやフライパンで再生する方法をご紹介しました。
私はそもそもシリカゲルを再生できるということを知りませんでしたし、天日干しで再生可能ということを知りとても驚きました!
シリカゲルが湿気を吸わなくなってきたら、ぜひこの記事を参考にして再生させてみてくださいね♪
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