周りはみんな刺身好きだけど、苦手になってきたんだよなあ…。
日本はお寿司や刺身など、魚を生で食べる習慣がある世界でも珍しい国です。
だからといって、日本人皆が生の魚を好きなわけではありません。
それでも旅館や食事会などでも刺身はよく出てくるため、苦手だとメインがおいしく食べられず残念な気持ちになってしまいます。
刺身を苦手になる理由はいろいろありますが、生臭さや食感の悪さが圧倒的に多いです。
刺身が苦手だと、いろいろな場面で苦労することも多いですよね。
刺身が苦手になってきた場合は、食べ方を工夫することで克服できるかもしれませんよ!
この記事を読んで刺身を克服すれば、どこでも食事を楽しめるようになりますよ。
それでは、刺身が苦手になってきた原因と克服する方法をご紹介していきます。
刺身が苦手になってきたのは味覚の変化だけじゃない!
あなたが小さいときに、苦手だった食べ物はありますか?
私はトマトとナスが苦手で、水で流し込んだり何かと一緒に食べたりしていました。
しかし、今では自分から買って食べるくらいどちらも大好きです。
他にも、わさびやからしなどは大人になるにつれて、おいしさがわかってくることが多いです。
子どもから大人になっていくと味覚は変化していきますよね。
刺身が苦手になってきた原因は味覚の変化や、加齢、アレルギーによるものがあります。
苦手だったものをおいしいと思うようになったのと同じように、おいしいと思っていたものが苦手になってきたとしても不思議ではありません。
刺身は生魚のため、特に生臭さを感じやすいです。
今まで気にならなかった生臭さに気づいてしまうと、それ以降気にせずに刺身を食べ続けるのは難しいですよね。
また、年齢を重ねて胃腸が弱くなり、トロのような脂の乗った刺身が食べられなくなることもあります。
刺身は生で食べることもあり、他の食べ物よりもダイレクトに脂を感じるのではないでしょうか。
更には、免疫力の低下によってアレルギー症状が出ることもあります。
もともとアレルギー体質であったものの、免疫力があったためアレルギー症状が出なかっただけかもしれません。
今まで平気だった刺身を食べたことにより体調に異変があった場合は、食べるのを控えましょう。
アレルギーといえば、アニサキスという言葉を耳にしたことがありませんか?
アニサキスとは、生の魚などについている寄生虫のことです。
アニサキスは、ひどい腹痛や吐き気、嘔吐(おうと)などのアレルギー症状を引き起こすことがあります。
刺身を食べて今までと違うと感じたら、それ以降は食べるのを控えて、体調の変化を見るようにしましょう。
もしかすると、軽度のアレルギーやアニサキスの症状を「刺身が苦手になってきたのかな?」と感じているのかもしれません。
また、刺身が苦手になってきた原因とは別に、苦手になる理由もいろいろあります。
味だけでなく、心理的な面で刺身が苦手になってきたあなたも共感できるものがあると思います。
それでは、刺身が苦手な理由を見ていきましょう。
刺身が苦手な理由は味だけではない!罪悪感や恐怖心
食べ物を苦手になる理由は、味や食感が苦手なことが多いと思います。
しかし、刺身を苦手になる理由は味や食感だけでなく、心理的な面もあります。
以下の理由で、刺身を苦手になる場合が多いです。
- 生臭い・食感
- 生き物を食べることへの抵抗や罪悪感
- 食中毒の心配と恐怖心
この理由を見て、「心理的な面で苦手なのは自分だけじゃないんだ。」と安心した方もいるのではないでしょうか。
食べてから苦手になる場合もありますが、食べる前から苦手な場合も多いようです。
私は現在妊娠中なため、食中毒の心配と恐怖はよくわかります。
それでは、刺身が苦手になってしまう理由を詳しく見ていきましょう。
刺身が苦手な理由で圧倒的に多い生臭さと食感の悪さ
刺身が苦手な理由で圧倒的に多いのは、生臭さと食感です。
刺身は生なので、生臭さを避けるのはなかなか難しいですよね…。
刺身が苦手ではない私でも、生臭さを感じることはあります。
特にマグロやイカは生臭さを感じやすいのに加えて、他の刺身よりも食感が独特な気がします。
また、独特なぶよぶよとした食感とは別に、血合いのゴリっとした食感を感じるのも苦手な理由として多いです。
刺身が好きな人はその生臭さや食感が気にならないため、苦手な理由をなかなかわかってもらえないですよね…。
しかし、苦手な理由が生臭さや食感の場合は食べ方次第で克服できる可能性が高いです!
克服するためのレシピは後ほどご紹介します。
生き物を食べることへの抵抗や罪悪感がある
私たち人間は、肉や魚などの生き物を食べることで必要な栄養を摂取しています。
また、食用の肉や魚になる生き物たちの姿を見たこともありますよね。
その姿を見ても、命をいただくことに感謝して食べられる人もいれば、抵抗や罪悪感を感じる場合もあります。
だからといって、どちらが正しい・おかしいということではありません。
生き物を食べることに抵抗や罪悪感があると、刺身を苦手に思ってもおかしくないのです。
私は肉も魚も食べますが、生きている姿を見た直後は食べることに戸惑いを感じます。
生臭さや食感の前に、生き物を食べることに抵抗や罪悪感がある場合、克服は難しいかもしれません。
刺身が出てきそうな場では、先に苦手なことを伝えておくと、無理して食べたり残したりしてしまうことも減りそうです。
食中毒の心配や恐怖心から刺身を避ける
生で食べる食べ物は、加熱してある食べ物よりも食中毒になる可能性が高いです。
人生で1度は、食べ物によってお腹を壊したり体調不良になったりしたことがあるのではないでしょうか。
私も幼いころから何度か食べ物によって体調不良を起こしましたが、本当に辛くて苦しいですよね…。
しばらくすると辛さを忘れてしまいがちですが、急激にくる吐き気と腹痛にはまいってしまいます。
食中毒が怖くて食べたくないというのも、刺身を苦手になる理由の1つです。
最近ではアニサキスの恐ろしさもメディアでたくさん出ているため、更に怖いですよね。
食中毒やアニサキスを予防するためには加熱調理することが最も効果的なため、刺身では防ぐのが難しいです。
食中毒が怖いのに無理して刺身を食べて、本当に食中毒になってしまっては余計に刺身が苦手になってしまいます。
自然に食べたいと思ったときに、なるべく新鮮なものを体調が良い日に食べると克服できるかもしれませんよ。
刺身の苦手は克服できる!食べ方を工夫する方法
刺身が苦手な理由は、味覚から心理的なものまでいろいろありましたね。
刺身が苦手ではない私でも、共感できる理由がありました。
刺身を克服したい場合、カルパッチョやマリネ、炙りやタタキなど、生でも調理してある状態から挑戦するのがおすすめです。
刺身はそのまま食べるだけでなく、カルパッチョ、マリネなどの調理して食べる方法もあります。
また、炙(あぶ)りやタタキなど、臭みを抑える調理をするものもあるため通常の刺身よりもチャレンジしやすいです。
生臭さや食感が理由で刺身を苦手だと思っている場合には、克服できる可能性があります!
いきなり刺身を醤油やわさびだけで食べるのではなく、生で食べること自体に慣れていってから克服しましょう!
それでは、刺身を克服するためのレシピや食べ方をご紹介していきます♪
カルパッチョにして生臭さを解消!オシャレ刺身レシピ
カルパッチョとは、魚介類などを薄切りにして並べ、オリーブオイルやチーズ、ソースなどをかけて食べる料理です。
イタリア料理の1つなため、イタリアンのお店や居酒屋などでも見かけることが多いと思います。
刺身をカルパッチョにすると、オリーブオイルやチーズ、ソースが生臭さをわかりにくくしてくれるためおいしく食べられますよ♪
こちらが、サーモンカルパッチョのレシピです。
【材料 2人前】
サーモン(刺身用) 150g
玉ねぎ 1/4個
赤パプリカ 1/8個
黄パプリカ 1/8個
刻みパセリ 少々
(ソース)
- 砂糖 小さじ1/2
- レモン汁 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 小さじ1/4
- コショウ 少々
【作り方】
- 刺身用のサーモンを、そぐように薄切りにする。
- 玉ねぎをみじん切りにして、水にさらして水気を切っておく。
- 赤パプリカと黄パプリカをみじん切りにする。
- ボウルにソースの調味料をすべて入れて、混ぜる。
- 中くらい~大きめの平たい器にサーモン、玉ねぎ、赤パプリカ、黄パプリカを満遍なく盛る。
- ソースを全体にかけ、刻みパセリをちらす。
サーモンは見た目から、赤身の刺身だと思われがちですが実は白身の刺身なのです。
白身の刺身は血生臭さがないため、食べやすいですよ♪
マリネにして野菜と刺身をおいしく食べる!
マリネとカルパッチョは似ていますが、マリネは食材をマリネ液に漬け込むことで食感がやわらかくなり、風味が付きます。
マリネ液はお酢や油などの調味料からできていて、少し時間はかかりますが生臭さが減り、食感も変わるため食べやすくなりますよ!
こちらが、刺身マリネのレシピです。
【材料 5~6人前】
刺身 600g
玉ねぎスライス 中1個
(マリネ液)
- 穀物酢 大さじ5
- リンゴジュース 大さじ5
- 砂糖 大さじ3
- ごま油 大さじ3
- 醤油 小さじ2
- 塩 小さじ1/4
- あらびきコショウ 少々
【作り方】
- マリネ液をすべてボウルに入れて、よく混ぜる。
- 1のボウルに玉ねぎスライスを加え、15分置く。
- 15分後、刺身を加えて、玉ねぎを刺身に被せるようにして1時間以上漬ける。
刺身はマグロなどの赤身系よりも、サーモンなどの白身系だと血生臭さがなくて食べやすいです。
そのままの刺身が苦手な場合は、マリネからチャレンジしてみてくださいね♪
炙りやタタキで少しづつ慣れる!挑戦しやすい刺身
刺身は炙(あぶ)って軽く火を通すことで、脂の旨味を引き出し、余分な脂は落とせます。
そのため炙った刺身は通常よりもさっぱりと食べられるため、苦手な場合でも挑戦しやすいです。
タタキは、刺身と薬味を一緒に細かく切り刻む調理方法で、こちらも通常の刺身より挑戦しやすいですよ。
生臭さや味が気になる場合には炙りの刺身、食感が気になる場合にはタタキの刺身がおすすめです。
私はタタキの方が薬味のおかげで生臭さが減っていて、刺身を食べている感じがしないと思います。
自分が「刺身のここが苦手!」と思う理由に合わせて挑戦してみてくださいね♪
醤油だけじゃない!甘ダレや薬味で味変を楽しむ
刺身は醤油とわさびで食べるのが一般的ですよね。
苦手だと醤油をたくさんつけて、刺身の味をなんとかごまかそうとしてしまいますが、そうするとしょっぱくなってしまいます。
そんなときは、穴子などにつける甘ダレがおすすめです!
その名の通り甘いタレなため、醤油よりも生臭さを消しやすいのです。
「刺身に甘ダレはちょっと…。」と抵抗がある場合は、醤油と合わせる薬味を変えてみましょう。
わさびのワンパターンではなく、しょうがや大根おろし、ねぎなど自分が好きなものと組み合わせてみると意外と食べられるかもしれません。
私の知り合いは、刺身に塩を付けて食べると言っていました。
意外ですが、醤油よりも塩の方がしょっぱさを感じずに食べられるそうです。
苦手だと思ったときの組み合わせではない調味料や薬味をつけると、刺身をおいしいと思えるかもしれません。
「これならいけるかも!」と思った組み合わせを試してみてくださいね♪
まとめ
- 刺身が苦手になってきたのは味覚の変化が原因。
- 刺身が苦手になってきた理由は生臭さや食中毒の心配などがある。
- 刺身を苦手な理由が味の場合には食べ方を工夫すれば克服できる可能性がある。
- 刺身を苦手な理由が心理的な面の場合には克服は難しいかもしれない。
- 刺身の苦手を克服するには、カルパッチョやマリネにするなど食べ方を工夫する。
刺身が苦手になってきた場合、外での食事で苦労することも増えますよね。
いろいろな方法を試してみて、刺身をおいしいと思えるようになるところから始めてみましょう!
この記事を読んで、いつでもおいしく刺身を楽しめるようになってもらえたら嬉しいです♪
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