あなたは、リジッドデニムを育てた経験ありますか?
私自身育てた経験はありませんが、お店で一度だけ触ったことがあります。一般的なデニムパンツよりデニム生地が固いことに驚きました。
リジッドデニムは、ファーストウォッシュが最も重要と言われています。
では、リジッドデニムを洗うタイミングはいつが最適なのでしょうか?
個人差が大きく一概には言えませんが、リジッドデニムのはき方やはく頻度で変わってくるようです。
リジッドデニムをはきこみ、洗うタイミングを見極めることができれば、立体感のあるアタリが現れるようになりますよ。
今回は、リジッドデニムの洗うタイミングとファーストウォッシュ、色落ちについてご紹介していきます。
リジッドデニムを洗うタイミングはいつ?
リジッドデニムとは、ウォッシュ加工されていないのり付けされたままのデニムのことを言います。
リジッドデニム初心者は、一般的なデニムパンツとの違いに戸惑ってしまうかもしれません。
私も初めてリジッドデニムを触った時に、こんなに生地の固さが違うものなのか!と大変驚きました。
リジッドデニムを洗うタイミングですが、びっくりするほど持ち主によって考え方が違います。
なぜなら、人によってはき方やはく頻度に違いがあるからです。
学生なら毎日のようにはくかもしれませんが、社会人になるとスーツや制服など服装がある程度決まっている職場も少なくありません。
休日だけリジッドデニムをはくと言う場合もあるのではないでしょうか?
週に1~2回のペースで穿く場合、半年間は洗わない方が良いとされています。
洗うタイミングを調べてみると「はき始める前に洗う」と言う人もいれば、「しばらくはいてから洗う」と言う人もいました。
中には「ずっと洗わずにはき続ける」と言う強者も…。これには驚きました。
はき始める前に洗うことをファーストウォッシュと言います。
しっかりはきこんで、美しいヒゲが太ももの外側までびっしり入った頃が、はきこみ開始1回目の洗うタイミングとされているようです。
ファーストウォッシュをしている場合は、はきこみ1回目=2回目の洗濯のことを指します。
セカンドウォッシュとも呼ばれています。
中には、インディゴ染料がデニムの内側に染み込んできたら洗うという人や、50~100回ほどはいたら洗う!と回数を決めている人もいましたよ。
ヒゲはエイジングの魅力の1つです。エイジングの美しさは、持ち主本人の基準で決まります。
自分が納得するまで洗わないと言うのが正解なのかもしれません。
生履きと根性履きのメリットやデメリット
デニムパンツを洗ってはいけない!と言う話を聞いたことはありませんか?半分本当で半分嘘です。
新品からはき始めてシワが固定し、その部分が色落ちし始めるまで、洗濯せずにひたすらはきこむというのが正しいとされています。
新品のまま洗わずに、ガチガチに固いリジッドのままの状態で、はき始めることを生履きと言います。
はき始める前に一度洗濯(ファーストウォッシュ)を行った後、洗濯せずにはき続けることは根性履きと呼ばれています。
生履きと根性履き、どちらが良いのでしょうか?
それぞれのメリットとデメリットを今から説明していきますね。
生履き
生履きは、リジッドのままはき続けることで、エッジの効いた色落ちが期待できます。
ただ、生履きは色落ちしてから洗濯して生地を縮めると、色の落ちた箇所とそれ以降のシワの位置がずれて、加工デニムのような不自然さが出てしまいます。
根性履き
根性履きは、しばらく洗わずにはきこむことで、青と白のコントラストが際立つかっこいい色落ちを楽しむことができますよ。
ただ、シワの部分が色落ちする前に洗濯してしまうとシワがリセットされ、色落ちを一箇所に集めて進めることができなくなり、色落ちが遅くなってしまうので注意が必要です。
早く色落ちさせるためには、ひたすら根性履きするのが一番の近道だと言われています。
その段階さえ終われば、数回はく度にデニム専用洗剤又は中性洗剤で洗濯しましょう。
根性履きをしている期間に汗をかきすぎると、デニム生地に雑菌が繁殖し、臭くなるだけでなく繊維の劣化にもつながります。
その結果、デニムパンツの寿命を大幅に縮めてしまう原因となってしまうのです。
最初のはきこみでは、とにかく汗をかかないように注意します。はきこみ開始時期は、涼しくなってきた秋頃から始めるといいですよ。
どうしても夏場からはきたい!という場合には、以下のことに注意しましょう。
・暑い日の外出やたくさん汗をかきそうな日にはかない
・寝る時は、はかない
・脱いだ後はハンガーにかけて空気を通す(平置きしない!)
はいてたくさん動くと早く色落ちするという意見もありましたが、夏場は例外です。
セカンドウォッシュ以降の洗濯方法
セカンドウォッシュは、はく回数にもよりますが根性履きをして色落ちをした頃に行います。
ファーストウォッシュ以降は、手洗い又は洗濯機で洗剤を使って洗います。
洗濯方法は以下の記事に書いていますので、参考にしてみて下さいね。
リジッドデニムは、洗濯にもかなり気を使うそうです。
私のおしゃれ賢者の友人は、リジッドデニムをクリーニングに出していました。
デニムパンツをクリーニングに出すの?!と驚きましたが、自己流でするより失敗がないと言っていたのを思い出しました。
プロにお任せするというのも一つの手なのかもしれませんね。
リジッドデニムの洗うタイミングは自分次第
リジッドデニムを洗うタイミングははく頻度、はく回数によって異なります。
また、どの程度までリジッドデニムを育てるのかも自己判断になります。
リジッドデニムについて調べている時に「自分の子供を育てるように一人一人考え方が違う」と書いてある記事がありました。
一般的なデニムパンツに比べ、リジッドデニムははきこむことで色合いが変化し、オンリーワンのデニムを生み出すことができるのが最大の魅力です。
理想的なデニムパンツになるには、ある程度の時間もかかります。
一つのアイテムを長く愛用するという、サステナブルな観点からも再注目したいファッションの楽しみ方です。
あなたも洗うタイミングを見極めて、理想の1本を育ててみて下さいね。
リジッドデニムを初めて洗う方法
リジットデニムを初めて洗うことをファーストウォッシュと言い、のり落としとも呼ばれています。
初めて洗う時、すごく緊張しませんか?ファーストウォッシュは、リジッドデニムを育てていく上で最も重要な作業です。
ファーストウォッシュに失敗するとはけなくなったり、自分の思い通りにリジッドデニムが育たなくなったりします。そんな悲しい思いしたくありませんよね?
ファーストウォッシュも洗うタイミングと同様に、持ち主によって洗う方法が違います。
いろんな情報を交えながら、ファーストウォッシュのやり方をご紹介していきますね。
1.デニムパンツを裏返す
2.大さじ1杯の塩と酢を入れた40度のお湯をたらいに準備する
3.2にデニムパンツを2~3時間つける
4.洗剤を使わず洗濯機で洗う
5.乾燥させる
準備
タグや紙のラベル(フラッシャー)などをすべて取り、デニムパンツを裏返し、ジッパーやボタンをすべて閉めます。
リジッドデニムはのりがついていてバリバリと固く、裏返すのも一苦労です。
全ての作業は、デニムパンツを裏返したまま行います。デニムパンツを裏返すのは、表面の摩擦が軽減され、不要な色落ちを避けることができるからです。
お湯につける
大きめのタライなどに40度のお湯をはり、デニムパンツをつけ空気を抜き、重石をします。
バスタブで洗うのはデニムの色が移る可能性があるので、避けた方が良いですよ。
タライがない場合は、洗面台でも代用可能です。
デニムパンツをつける時は、しっかり空気を抜きます。空気をしっかり抜くことで、全体的にムラなくのりを落とすことができますよ。
デニムパンツが浮いてくるので、水の入ったペットボトルや水を張った洗面器などで重石をしましょう。
洗濯機で洗う
お湯につけたデニムパンツを取り出し、水ですすぎます。
表面に残った糊やしみ込んだ塩と酢を落とすためです。水ですすいだ後は、洗濯機で洗い、脱水します。
ファーストウォッシュは、汚れを落とすためではなく、のりを落とすための作業なので洗剤は使用しません。
色移りしてしまう可能性があるので、他の衣類と一緒に洗濯はしないようにしましょう。
生地の傷みが気になる場合は、いらないタオルを一緒に入れると生地を傷めずに洗えますよ。
脱水のやりすぎは生地を傷める可能性もあるので、注意が必要です。
洗濯機の洗濯モードは自動でも問題ありませんが、デリケートやおしゃれ着モードがある場合は使用するのもいいかもしれませんね。
乾燥させる
乾燥に関しては、乾燥機を使う場合と乾燥機を使わず干すという意見に分かれていました。
乾燥機が家にある場合はそれで十分ですが、コインランドリーの乾燥機で乾燥させるのが良いとされています。
コインランドリーの乾燥機を使うことで、しっかりと生地が縮むことでサイズが安定し、ふんわりと柔らかく仕上がるそうです。
また、強力な乾燥機を使うことで、古き良きデニムの毛羽立ち感やふんわり感が出て風合いがよくなるそうですよ。
しかし、強力な乾燥機を使うと革パッチ(デニムのラベル)が傷む可能性があるので、注意しましょう。
乾燥機を使うとシワが緩くなり、ぼんやりした色落ちになります。
しっかりシワをつけていきたい場合は、乾燥機は使わず干した方が良さそうですね。
干す時はしっかり日光に当てて干し、セルビッチの形はしっかり整えるようにしましょう。
セルビッチは、丸まったりヨレヨレになったりとセルビッチラインが綺麗にでなくなるので、注意が必要です。
セルビッチに関しては、後ほど説明しますね。
つけおきする温度
洗う温度もいろんな情報があり、大きく分けて3種類の温度帯がありました。
・30~40度
・40~50度
・50~60度
諸説ありますが、40度であれば十分糊は落ちるそうです。
温度が高い方がのりは落ちやすいですが、温度が高すぎると生地が傷む可能性があります。
生地を傷めないためには30度くらいが適温との意見がありましたが、これだと肝心ののりが落ちきらない!という意見も…。
生地を傷めず、のりを落とすには40度が1番良い温度と考えられているようです。
つけおきする時間
デニムパンツをお湯につけておく時間もさまざまな情報がありました。
・30分
・1~2時間
・2~3時間
・3~4時間
つけおきする時間も温度の時と同様に生地が傷まない、のりがしっかりと落ちることを前提に考える必要があります。
お湯につけておく時間は、デニムの質や温度、洗剤の使用の有無によって大きく変わってきます。
迷った時には、購入時に店員さんに確認するといいですよ。
塩と酢を入れる理由
塩には、インディゴを繊維内に定着させてくれる役割があるようです。
塩の浸透圧を利用して、生地についたのりや余分なインディゴを落とし、その後の色落ちを安定させます。
デニムパンツを購入した時に洗濯用の塩がついてくるメーカーもありますよ。
洗う方法を調べている時に、海にそのまま入り乾かすと書いているサイトもありました。
かなりワイルドですよね。興味ある方は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
酢を入れる理由ですが、酢には衣服の色落ちを防ぐ効果があります。
リジッドデニムは色落ちを楽しむものですが、インディゴの色をできるだけ長く楽しみたい!という場合もありますよね?
その場合は、塩と酢を使ってみて下さいね。もちろん、どちらか一方だけでもОKです。
入れる量は水の量によっても変わりますが、デニムパンツが浸かるくらいのお湯の量なら、塩と酢はそれぞれ大さじ1杯を目安とすると良いでしょう。
塩と酢を入れる場合には、つけおきしてから2時間経った後に一度お湯を捨てます。
一旦お湯をきれいにすることで、糊をしっかり落とし、塩と酢を浸透させなじませるためです。
2回目に使うお湯には、塩も酢も入れないようにして下さいね。
ちなみに、「何も入れずにつけおきする!」という意見が最も多かったです。
インディゴの色を長く楽しみたい場合には、参考にしてみて下さいね。
ファーストウォッシュをオススメする理由
しっかりファーストウォッシュを行い、サイズを安定させてからはきこむことをオススメします。
生履きをする場合でも、リジッドデニムをはいていると生地は段々と伸びていきますが、洗うと一気に縮んでしまいます。
縮んだことでサイズやフィット感が変化し、大切に育ててきたヒゲやハチノスのアタリがずれてしまい、色落ちにヴィンテージ感もでなくなってしまうのです。
大切に育ててきたリジッドデニムが、一瞬にして台無しになってしまうのは悲しいですよね。
また、ファーストウォッシュで余計な色を落とさないと、服や靴などに色移りしてしまいます。
以上のことを踏まえると、ファーストウォッシュをしてからはきこむと良いかもしれませんね。
ファーストウォッシュについてご紹介しました。
ただ、この方法が正しいというわけではありませんので、「こんな方法もあるんだな~。」という具合に捉えるといいと思います。
ファーストウォッシュをすると、「若干柔らかくなった。」「生地のめがつまった」という意見がありました。
その一方で、ファーストウォッシュに失敗してはけなくなった…という悲しい情報もありましたよ。
リジッドデニム初心者は、店員さんに聞いてから洗うようにしましょう。
ファーストウォッシュをすると、リジッドデニムは2インチ(5㎝)縮むと言われています。
すそ直しをする場合は、ファーストウォッシュ後にするようにして下さいね。
また、縮みを考慮してウエストも少しゆとりをもたせたサイズにするといいですよ。
デニムの縮みを考慮せず買ってしまうと、私のように「ん?急に太った?」と勘違いしてしまう可能性もあるので、ご注意下さい。
リジッドデニムを初めて洗う時に参考にしてみて下さいね。
リジッドデニムを洗うと発生する色落ち用語
リジッドデニムは、洗うと色落ちします。これはリジッドデニムだけでなく、一般的なデニムパンツでも同じです。
これはマイナスなことではなく、リジットデニムに関しては洗うことで発生した色落ちも育てる醍醐味となっています。
また、味わい深く色落ちしたデニムパンツはヴィンテージ品として高値で取引されているんですよ。
あなたは、デニムパンツの色落ちに関する用語があるのを知っていますか?
色落ち用語を知っているだけでも、リジッドデニムを育てるのが楽しみになりますよ。
今から、リジットデニムの色落ちに関する用語について説明していきますね。
・アタリ
・ヒゲ
・下がりヒゲ
・ハチノス
・縦落ち
・セルビッチ
・シングルステッチとチェーンステッチ
・パッカリング
アタリ
ジーンズの色落ちした部分をアタリと言います。
デニムをはいている時にシワができて、そのシワが繰り返しこすれて白くなった部分がアタリです。
このアタリが出てくることで、リジッドデニムに立体感が生まれます。
ヒゲ
デニムパンツの太もも付近に出てくる色落ちのことです。
猫のヒゲのように見えることからヒゲと呼ばれているとの説もあります。
デニムパンツの中心部分から、放射状に広がるシワがこすれて色落ちした部分のことで、立ったり座ったりする動作でできるシワです。
このシワに濃淡差が出ると立体感が生まれます。
下がりヒゲ
下に向かって斜めに入っている縦ジワは下がりヒゲと呼ばれ、太もも周りがゆったりしているデニムパンツにできやすいとされています。
ハチノス
太ももの後ろにできた、蜂の巣のような形をしたシワのことです。
六角形のような模様が確かに蜂の巣に似ていますね。
足を曲げた時にデニムパンツの裏が擦れることによってでき、タイトなデニムパンツにできやすいとされています。
縦落ち
太ももの上からひざ下あたりにかけてできる、白い筋状の色落ちをしている状態のことです。
これは織り機の精度が低く、縦糸(経糸)の太さが均一でないため、色落ちにもムラが出るのが原因とされています。
デニムは、経糸(インディゴ染色し縦の糸)と緯糸(染めていない白い横の糸)の織りで作られているんですよ。
縦落ちは、ヒゲやハチノスのようなくっきりとした色落ちとは違い、自然な色落ちをすることが多いとされています。
セルビッチ
デニムパンツの生地の端(縫い合わせた所)にデニム生地の耳の出ているものは、セルビッチデニムと呼ばれています。
縫い糸に赤色の糸が使用されているものは赤耳と呼ばれ、折り返した時に赤耳が見えるとおしゃれに見えるとのことで人気があります。
赤耳の他に青耳や緑耳、レインボー耳などもありますが、赤耳がダントツで人気があるようです。
特にリーバイス501の赤耳は人気があります。
1980年頃のリーバイスは赤耳付きでしたが、1986年以降29インチ幅のデニムの在庫がなくなったことで、501赤耳デニムの製造は終了しています。
今は古着屋さんでしか手に入らない希少なデニムパンツと言われていて、赤耳があるとないとでは桁が1桁違うこともザラにあるようです。
私のおしゃれ賢者の友人もリーバイス501の赤耳を欲しがっていました。
しかし、古着屋さんでもなかなか手に入るものではないのに加え、当時学生だったので大金があるわけでもなかったので、雲の上の存在だったそうです。
セルビッチデニムをはきこむと、デニムパンツの表側にセルビッチのラインが出てきます。
セルビッチのラインは赤耳がないと出ないので、ラインで赤耳つきジーンズなのがわかるわけですね。
シングルステッチとチェーンステッチ
すそ上げ方法は、シングルステッチとチェーンステッチの2つの方法があります。
シングルステッチは、すそを三つ折りにしてまっすぐ縫う一般的な縫製方法です。
お店で直してもらう時も比較的安い値段で、どのお店でも対応してもらえます。
しかも、ほつれにくくて丈夫なので、普通にはく分にはシングルステッチで十分です。
チェーンステッチは、裏側の縫い目がくさりのように見える縫製方法です。
表から見るとシングルステッチに見えますが、裏側がくさりのような縫い目になっていますよ。
チェーンステッチは、シングルステッチと比べ値段が高く、ほつれやすいという欠点があります。
1カ所糸が切れてしまうと、そこから一気にほどけてしまうんです。
また、専用のミシンが必要なので、デニムパンツのリペア専門店などにすそ直しをお願いする必要があります。
だったら、シングルステッチの方がいいよね。
そんな声も聞こえてきそうですが、チェーンステッチにする意味はちゃんとあるんです!
私もおしゃれ賢者の友人に同じセリフを言ったことがありますが、「わかってないなぁ~」と言われました。
「うん、わからないよ。」と心の中で思いましたが、チェーンステッチにするとすその部分に味わい深い色落ちが生まれます。
この色落ちがパッカリングと呼ばれるものです。
パッカリング
パッカリングは、すその部分に小刻みに白く色落ちした部分のことを言います。
チェーンステッチに使われる糸には、綿が使われていることが多いです。
綿は伸縮性があるので、糸がデニムと一緒に縮み、独特のねじれたアタリが出ます。
逆にシングルステッチは、ポリエステルの糸が使用されていることが多いので、伸縮性がありません。
縫い目が伸びず糸の縮みがないため、パッカリングが出なくなるか、アタリが弱くなります。
こだわるならチェーンステッチがいい!というわけですね。
デニムパンツの内股、ベルト、ヨークなどはチェーンステッチで縫われているんですよ。
ちなみに、売られているデニムパンツのすそ部分はチェーンステッチで縫われていますよ。
すそ直しをしていないデニムパンツが家にある場合はチェックしてみて下さいね。
色落ちに関する用語、たくさんありましたね。
洗う時に色落ちすることが、マイナスではないことを理解して頂けたでしょうか?
また、色落ちは洗う時以外にも発生することも覚えておきましょう。
これだけでも知っておくと、デニムパンツ愛好家の友人ができた時に、話についていくことができるかもしれませんね。
おしゃれ賢者の友人は、膝が見えるまで同じリジッドデニムをはき続けていました。
はき始めと比べると、かなり色が落ちてシワができていたので、うまく育てていたんだな…と感心したことでした。
リジッドデニムの買い替え時期も、膝小僧が出たら買い替える!と自分の中で決めていたみたいです。
あなたも色落ち用語を覚えて、色落ちを楽しんでみて下さいね。
まとめ
・リジッドデニムを洗うタイミングははき方とはく回数によって異なる。
・週に1~2回はく人であれば半年間根性履きする。
・リジッドデニムは、根性履きをしてから洗う。
・根性履きを始める時期は涼しくなってから開始すると生地が長持ちする。
・ファーストウォッシュは、はき始める前にするとサイズ感が安定する。
・すそ直しは、ファーストウォッシュ後に行うと良い。
・ファーストウォッシュのやり方に正解はない。
・色落ち用語を知っていると、リジッドデニムを深く知ることができる。
リジッドデニムの洗うタイミングについてご紹介しましたが、本当にいろんな考え方、育て方がありました。
また、メーカーによっても同じように育てても、違う風合いを楽しむことができるようです。
私は一般的なデニムパンツしか持っていませんが、リジッドデニムがこんなに奥深いものだとは思っていませんでした。
また、理想のリジッドデニム像が人によって違うので、個性が出せるのが魅力的だと感じました。
あなたも洗うタイミングを見極めて、理想の1本を育ててみて下さいね。
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