あなたの周りでは主婦同士、家族間の会話の中でこんな会話はありませんでしたか?
お金がな~い!節約頑張らなくちゃ!
お金がないのに何で働かないのかなぁ…
専業主婦にこのような発言をされてしまうと、ついついこんな風に考えてしまう人もいるかもしれません。でも、そんな単純な答えでしょうか?
今は共働きの夫婦が増えて、専業主婦が少なくなっていることから、共感しづらくなっているかもしれません。
実は主婦がお金がないのに働かない理由には、背景がいろいろあります。
ここでは「お金がない」けど「働かない主婦」についていろいろな気持ちを紹介します。
そして、お金がない時に主婦ができる対処法も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!
お金がないのに働かない主婦の気持ちは色々
話している限りでは元気そうな主婦の人!お金がないと嘆くなら働けば?と思いますよね。
私は子持ちのパートタイマーですが、ママ友の中にはもちろん専業主婦の人も多く、色々な話を聞きます。
お金がないのに働かない理由には専業主婦の心の声がたくさん込められています。
一般的なお話と合わせて、私の周りにいる主婦の心の中もご紹介していきますね。
- お金がないと思われたくない
- 本当はお金はある
- 仕事でトラウマがある
- 働く自信がない
- 子供が小さい
- 介護の必要がある
- 転勤族だから
- 家にいてほしいと夫に言われている
- 働く気持ちがない
- 専業主婦が楽だから
お金がないと思われたくない
主婦が働く理由のほとんどが「お金の為」だと思います。
私も旦那さんの給料に少しでも足して、家計や貯金に余裕を持ちたいという気持ちから働いています。
でも「お金の為」に働いていると思われることを、恥ずかしいと思う人もいます。
専業主婦にプライドを持っている人は、働きたくない気持ちが強いです。
本当はお金がある
本当はお金に余裕があるから働かない主婦の方もいます。
でも、周りには「お金に余裕がある」=「自慢している」ように思われたくないために隠している可能性もあります。
本当は違うのに周りに話を合わせて、気を使うのは大変かもしれませんが大切な関係作りですね。
仕事にトラウマがある
過去の仕事で辛い思いをしていた経験がある場合は、復帰すること自体にためらうこともあります。
そのような経験を乗り越えられていても人に話しやすい内容ではないですよね。
私も過去のトラウマは近しい人には知っておいて欲しいと思いますが、弱い自分を多くの人に知って欲しいとは思わず隠してしまいます。
働く自信がない
結婚前までバリバリ働いていたとしても、結婚を期に離職している方は多いかと思います。
いざ働こうと思っても、ブランクがあると不安になりますよね。
そして、過去の仕事と畑違いの仕事になると、より不安もあります。
また、主婦には家事や自治会、母親の場合は幼稚園、学校の行事も多くあり、結構忙しいです。
仕事との両立を考えると不安になります。旦那さんや家族のサポートを受けられる人ばかりではありません。
自分一人で全てこなさなければならない場合は、不安や今まで「出来ていた事」ができないもどかしさも出来てきますよね。
そのような環境変化に不安があると、働く自信もなくなってしまいますよね。
子供が小さい
子供が小さいと様々な弊害が生まれます。子供の月齢でも問題はかわてきますよね。
授乳中ですと、母乳育児から保育園にあずける為に搾乳やミルクへの移行が必要です。
母乳からミルクへ移行して、赤ちゃんはミルクに慣れてくれても、お母さんの母乳は作り続けられるために、胸の張りに苦しい思いもします。
卒乳していても、イヤイヤ期になると保育園に着くなり泣かれてしまい、後ろ髪を引かれながら仕事に行くこともあると思います。
そもそも「待機児童」となってしまい、認可施設に入れない可能性もありますね。
小学生になっても、甘えん坊の子もいたり、行動範囲が広くなったり心配になる親心もあります。
また、職場によっては小さい子供がいることで「急なお休みをされたら困る」と懸念材料にする所もあると思います。
私もパートをしていて、子供の体調不良の度にお休みの連絡をしていましたが、会社側は「仕方ないよ!」と言ってくれていました。
介護の必要がある
家族の介護はなかなか人には頼めないものですよね。
介護に家事に忙しくしていると、更に働くのは難しいですよね。
介護施設に入ってもらい働くとなると、結局費用の方が多く赤字になってしまう可能性もあります。
そうなると忙しく毎日をこなしていても赤字になってしまったら「なんのために働いているのだろう」と思い悩んでしまいますよね。
転勤族だから
転勤族の方にとっては、働きに出ることはとても難しいですよね。
数年に一度引っ越しが必要で、また環境に慣れるための時間が必要です。
慣れたころに、また転勤になるため長期での雇用条件の職場には難しくなってしまいます。
私の周りにも転勤族の人が多くいますが、「結構ギリギリに転勤が決まり、引っ越しまでバタバタなんだ!」とよく聞きました。
ギリギリに言われると、働き先への退職の手続きもギリギリになってしまいます。
会社に迷惑をかけると思うと、やっぱり働きにくいと感じますよね。
家にいてほしいと夫に言われている
結婚した旦那さんによっては「主婦は家にいるもの」と考えている人もいると思います。
外に働きに出ることで、家の中のこと・子供のことが疎かになってしまうことを心配しています。
働く気持ちがない
贅沢を求めず、お金がないなりにも生活をできればそれでいいと思っていると、働くことに意欲的ではない人もいます。
仕事をすることに刺激を受けて輝く人もいますが、そのような刺激的な日々を望んでいないのです。
私は贅沢な生活は求めませんが、ちょっといいご飯を食べたいというプチ贅沢は味わいたいです!
専業主婦が楽だから
働くことで社会に出て、対人関係を築き、気を使い、仕事にも向き合う…大変ですよね。
だったら自分のペースで、自分らしく過ごすことができる専業主婦でいたい!と思います。
私も「ずっと家にいていいよ!」と言われたらよろこんで家にいます!多分最初だけで、途中で暇になってしまうかもしれませんが…
お金がない時に主婦ができること
お金がないけど働かない主婦のいろいろな気持ちがありますが、限られた収入の中でどうやってやりくりしていくべきなのでしょうか?
お金がない時は、お金の管理を今一度見直してみることをおすすめします。
今回はお金がない主婦の共通点から、対処方法をいくつか紹介してきます。
また、今回紹介するお金がない主婦の共通点はこちらです!
- <共通点①>家計簿をつけていない
- <共通点②>生活水準を周りに合わせている
- <共通点③>節約を実行できていない
それでは、それぞれの共通点から今すぐできる対策を見ていきましょう。
<共通点①>家計簿をつけていない
「お金がない」時は、収支のバランスを把握できていないケースが多いです。
1カ月に「何に」「どれだけ」お金がかかっているかを把握できていないと、無計画にお金を使ってしまいます。
お金がない時こそ、まずは家計簿をつけて自分の置かれている現状を見つめなおすことが大切です。
私もざっくりですが家計簿をつけています。家計簿がないころに比べて目に見える浪費を押さえようと意識できていますよ!
<共通点②>生活水準を周りに合わせている
周りの家族や友人と比べて同じような生活をしたいと思い、その結果家計を圧迫してお金がないケースです。
例えば、「SNS映えする場所へ出かける」「友人と同じブランド物を買ってしまう」「話題の料理を食べに出かける」といった例も多いです。
現状が家計を圧迫している状況ならば、身の丈に合った支出を意識していきましょう!
自分の家の現状を見て見ぬふりをしてはいけません。
<共通点③>節約を実行できていない
「節約するぞ!」と思っていても、なかなか実行できず今と変わらない生活を送り続けてしまっていませんか?
実際「節約」と思っても何から手を付けていいのかわからないですよね?そしてやらない…
節約するなら、まずは固定費から!通信費や保険の見直しからやってみましょう!
通信費はネットで時間がある時にプラン変更もできますし、いくらくらいになるかシミュレーションもできますよ。
保険の見直しもネット保険にすれば、保証も保険料も試算することができるので手軽に始められると思います。
固定費の次に変動費を見直していきます。食費や日用品などの生活費から、水道光熱費もこれにあたりますね。
毎日少しずつ取り組むなら食費が手を付けやすいですよね!
私の家も外食を定期的にしていました。これを見直し、休みの日には子供と料理をしよう!と決めて一緒にいろいろな料理を作るようにしました。
また、特売日にまとめ買いをやめました。どうしてもフードロスを出してしまうからです。
今あるものから献立を考え、足りないものだけを買うようにするだけで、フードロスを減らし、節約にもなりました。
同じ肉や野菜を買うなら安いほうがいいかもしれませんが、捨てる野菜を買うほうがもったいないと思いこの方法に行きつきました。
「節約は一日にしてならず」と言われています。コツコツ日々を過ごしていけば必ず成果は出ます!!
お金がないけど専業主婦でも悪くない
お金がない中でやりくりしている専業主婦の皆さんももちろんいます。「幸せ」はお金があることだけではないからです。
専業主婦でいると周りから「なぜ働かないの?」と言われる人も多いと思います。
周りからの圧力をプレッシャーに感じてしまい、焦って仕事や保育園を探している主婦の方もいます。
でも専業主婦って悪くないんです。子供との時間、家族のために動く時間が幸せと思えるならばいいのですよ。
今は少子高齢化で経済をよくするために女性の社会貢献を後押しする動きがたくさんできています。
でも、家にいて旦那さんや子供たちのために家事をこなし、お金の管理もしっかりていれば、旦那さんは仕事に精を出し、子供もしっかり答えてくれると思います。
逆に、共働きでいつも疲れている両親だと、休みの日にまとまった家事に追われてしまい旦那さんと家事を分担し、子供との時間が削られてしまうなんてこともありますよね。
私もパートをしていて、週末にプリント整理をしたり、布団カバーを洗濯したり平日にはできない家事をしてしまい、子供との公園で遊ぶ時間は後回しになってしまっています。
専業主婦は自分の幸せだけではなく、家族の幸せを生み出す源と思うととってもすごい社会貢献だと思っています!
まとめ
- お金がないけど働かない主婦の働けない理由にはプライドや家族の事情、過去の苦い経験があった
- お金がなくてもお金の管理をすれば改善する可能性もある
- お金がないならまずは自分の状況を把握してみる
- 節約するならまずは固定費の見直しをしてから変動費を見直す
- 専業主婦でも悪くない
- 主婦は働かなくても立派な社会貢献をしている
お金がない主婦が働かない理由は人それぞれで、仕方がないことも多いですね。
お金がない中でもできる事から試してみてくださいね!参考になればうれしいです。
私の母は専業主婦をしてくれていました。昔の母親は働かない主婦が多かったはずです。
でも「なんで働かないの?」と思ったことはありませんでした。いつも家にいることが当たり前でしたが、それが「家」で落ち着く場所となっていました。
働かないという選択をしても、自分の居場所がそこにあり、幸せならそれが一番だと思います。
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