ハンバーグや揚げ物の材料として使われるパン粉。
使おうと思った時に、キッチンにパン粉のストックがなかった…そんな経験ありませんか?
ハンバーグは、パン粉なしでも作ることができます。
今回は、パン粉の代わりに小麦粉を使って、パン粉なしハンバーグを作ってみました。
パン粉なしでも作れる方法を知っておくと、いざという時に役立ちますよ!
小麦粉ならいろんな料理に使えるので、常備している人も多いのではないでしょうか。
私がパン粉の代わりに小麦粉でハンバーグを作ってみた感想も書いていますので、参考にしてみて下さいね。
ハンバーグにパン粉をなぜ入れるのか、小麦粉以外にもパン粉の代用品として使える食材をご紹介していますので、最後まで読んでみて下さいね。
この記事で分かること
- パン粉の代わりに小麦粉でハンバーグを作るレシピ
- パン粉なしハンバーグを作ってみた感想
- ハンバーグにパン粉をなぜ入れるのか?
- ハンバーグを作る時にパン粉の代用品になる食材
\忙しい日には、冷凍ハンバーグもおすすめ/
ハンバーグはパン粉なしでも小麦粉を使えば作れる!レシピを紹介
「パン粉を買い忘れちゃった!」「使いきれないから、パン粉をわざわざ買うのはもったいない。」
パン粉は出番が少ないので、気付いたら賞味期限が切れていたなんてことも…。
私はパン粉を賞味期限までに使いきることができないので、新たにパン粉を買う時は、買うべきかどうかいつも迷ってしまいます。
ハンバーグは、パン粉なしでも、小麦粉を使えばおいしくジューシーに作ることができますよ!
今回は、パン粉の代用品として小麦粉を使ってハンバーグを実際に作ってみました。
パン粉なしでも焼いている時も崩れることなく、きれいに作ることができましたよ。
材料もパン粉以外は、同じものを使いました。参考にしたレシピの分量をのせておきますね。
【材料 2人分】
・合いびき肉 250g
・塩 1.5g
・こしょう 少々
・玉ねぎ(みじん切り) 75g
・パン粉 13g⇒小麦粉に変更
・溶き卵 25g
・牛乳 15g
【作り方】
- 玉ねぎをみじん切りにしておく
- ひき肉と塩・こしょうを合わせて粘り気がでるまでこねる
- 2.に玉ねぎ・牛乳・卵も加えてまぜる
- 小判状に形成する(中央をへこませる)
- 小麦粉をまぶす
- 油をひいたフライパンで両面にしっかり焼き目をつける
- フライパンに水を加えて蓋をする
- 蒸し焼きにして完成(中まで火が通っているか確認)
加熱するあいだに肉の脂が流れ出して硬くなりやすいので、肉の脂がしっかり入っているひき肉を選ぶといいですよ。
小麦粉で作る時の注意点としては、パン粉はハンバーグのたねを作る時に混ぜこみますが、小麦粉は成形したあとにまぶします。
全体にまんべんなく小麦粉がつけばОKです。私がずぼらな性格もあって、今回小麦粉の量は測りませんでした。
小麦粉をまぶしたら、あとはレシピ通り焼くだけ!
今回、私が作って完成したハンバーグがこちらです。
見た目だけでは、パン粉なしでもわかりませんよね。見た目はさておき、食感や味も気になりませんか?
今回、実際に作ったものを晩ごはんとしてないしょで家族に出してみました。(提供時には、ハンバーグソースをかけています。)
誰一人パン粉が入っていないことに気づきませんでした。後でパン粉が入っていなかったことを伝えても、全然違いがわからなかったと言われました。
パン粉なしハンバーグを作ってみた感想
結果としては、パン粉なしでも十分おいしくて(?)ジューシーなハンバーグを作ることができました。
作ってみた感想としては、パン粉なしでもまったく問題ありませんでしたよ。
焼いている時も型くずれすることなく、きれいに焼くことができました。むしろ、表面がコーティングされているので、いつもより型崩れしにくかったです。
今回、肉たねを成形後小麦粉をまぶしましたが、混ぜこんでも問題はないと思います。
ただ、小麦粉は熱と水分で膨らむので、加える分量には注意が必要です。
見た目、味ともにパン粉なしでも大きな違いはなりませんでした。
私はおいしく見せたいので、ハンバーグを焼く時は焼き色をしっかりつけています。
今回、小麦粉で表面がコーティングされていたのか、焼き色がつきにくく、いつもより焼く時間がかかった気がします。
それでも、パン粉いりハンバーグと大きな差はなかったです。
写真が小さく見にくいのですが、表面に肉汁がピカピカと輝いていましたよ。
・小麦粉でもパン粉の代用は可能
・型くずれなく、きれいに焼けた
・いつもより型くずれしにくく感じた
・少し焼き色がつきにくい
・味も見た目も大きな差はない
・小麦粉が肉汁を閉じ込める役割を果たしている
今回はパン粉の代用品として小麦粉を使いましたが、調べてみると小麦粉以外にも家にある身近な食材で代用することができます。
パン粉の代用品については、後ほど詳しく説明しますね。
パン粉を買い忘れたり、パン粉の賞味期限がきれていたりしても、家にあるもので代用できました。もうメニューを変更する必要はありません!
パン粉なしでもおいしく仕上がるので、あなたもパン粉なしハンバーグを作ってみて下さいね。
ハンバーグにパン粉をなぜ入れるのか?役割を紹介
こどもが大好きな料理としてよくあげられるハンバーグ。こどもだけでなく、大人でもハンバーグが好き!という人も多いですよね。
ハンバーグのおいしさの秘密は、滝のようにあふれ出す肉汁ではないでしょうか?
パン粉が肉汁を吸収して、うま味が外に逃げないようにしてくれているんですよ。
またパン粉の役割は、大きく分けて4つあります。
パン粉の役割
- つなぎ
- かさまし
- 肉汁を吸収し、閉じこめる
- 肉をやわらかくする
ハンバーグに入れるパン粉には、肉汁を閉じ込めること以外にもつなぎやかさまし、肉をやわらかくする役割があります。
役割を知っておけば、パン粉の代用品を選ぶ時のヒントにもなりますよ。
つなぎ
ハンバーグの『つなぎ』とは、食材がまとまりやすいように材料同士を『つなぐ』ためのものです。
ハンバーグのレシピを見てみると、パン粉を牛乳にひたすと書かれています。なぜ、牛乳にひたして使うのでしょうか?
牛乳をたっぷりと吸った状態のパン粉はべたつきがでます。このべたつきが接着剤のような役割を果たしてくれるのです。
また、パン粉を牛乳にひたすことにより、肉汁を吸収しやすい状態になります。
牛乳にひたさずにパン粉を入れると、肉の脂を吸収して重たい仕上がりになってしまいます。
この接着効果により肉や玉ねぎなどの材料をつなぎ合わせ、バラバラにならずにきれいなハンバーグのたねを作ることができますよ。
つなぎに使う食材としては、パン粉、卵、牛乳、片栗粉、玉ねぎ、塩などがよく知られています。
欧米ではハンバーグに卵などを入れる習慣がなく、塩でハンバーグをまとめているんですよ。
かさまし
ハンバーグは肉の割合が高いので、何個も作るとなると家計を圧迫しますよね。
パン粉でかさましができるので、使う肉の量を減らすことができますよ。
ただ、かさましさせるためにパン粉の量を増やすと、肉の味が薄くなってしまうので注意が必要です。
肉汁を吸収し、閉じこめる
肉汁が今にもあふれだしそうなハンバーグは、見ているだけでもよだれがでてきますよね。
肉汁でピカピカと輝くハンバーグに箸を入れた瞬間、肉汁がじゅわ~とあふれてきます。
肉汁たっぷりの光り輝くハンバーグを作る時にも、パン粉は欠かせません。水分や肉汁を吸ってくれるため、肉汁が外へ流れでるのを防ぎ、中に閉じこめます。
肉をやわらかくする
スーパーのお肉は、高級なお肉と比べると硬く感じることがあります。そんな時にも、パン粉は一役買ってくれます。
牛乳にひたした状態のパン粉は、べたついていますがふんわりとしていますよね。
このふんわりとした状態のパン粉がハンバーグをやわらかくしてくれるのです。
パン粉を使わずにハンバーグを作ると、パサパサした食感になります。
小麦粉を始め、後ほど紹介する代用品を使用すると、パサパサした仕上がりになりにくいですよ。
ハンバーグを作る際のパン粉の使用量
レシピを見てみると、パン粉の量がまちまちで困ってしまったことってありませんか?
私もハンバーグのレシピを見比べた時に、レシピによってパン粉の量が違っていて、どれくらい入れていいのか困ってしまったことがあります。
目安は肉200gに対して、パン粉10g程度がおすすめです。
先程も少し触れましたが、加えるパン粉の量が多すぎると、肉の味が薄くなるので注意が必要です。
私もかさまし効果をねらって、レシピに書かれている量より倍以上のパン粉を入れて、失敗してしまったことがあります。
肉の味も薄くなり、味気なかったのを覚えています。
それ以来、きちんとレシピ通り作ろうと反省しました…。
ハンバーグを作る時にパン粉の代用品になる食材
ハンバーグを作ろう!と思った時に、パン粉のストックがなかった、賞味期限が切れていた…そんな経験ありませんか?
パン粉がなくても、冷蔵庫やキッチンにある身近な食材で代用することができます。
私もハンバーグを作ろうと思った時にパン粉の賞味期限が切れていて、夕食のメニューを泣く泣く変更したことがありました。
パン粉の代用品を覚えておけば、いざという時に役立ちますよ。
今回ご紹介するパン粉の代用品として使える食材は、以下の8つです。
- 食パン
- 小麦粉、片栗粉
- 高野豆腐
- お麩
- おから
- 冷凍ごはん
- オートミール
1つずつ詳しく説明していきますね。
食パン
パン粉は字の通り、「パンの粉」ですよね。食パンで簡単にパン粉ができますよ。
私もパン粉を買い忘れた時は、食パンで代用しています。
作り方はとっても簡単で、食パンをフードプロセッサーにかけるだけ!
家にフードプロセッサーがない場合でも、おろし器を使えばパン粉にすることができます。
食パンがやわらかい場合は、一度冷凍してからすりおろすとやりやすいですよ。
フランスパンでも代用可能です。
小麦粉と片栗粉
ハンバーグを作る時のパン粉の役割は、肉汁を外に逃がさないように閉じ込めること。
小麦粉や片栗粉でも、肉汁を閉じ込めることができますよ。
小麦粉や片栗粉を使う場合はパン粉とは少し使い方が違うので、注意が必要です。
パン粉はハンバーグのたねに混ぜこみますが、小麦粉や片栗粉の場合はハンバーグを成形したあとにまぶします。
小麦粉は熱と水分によって膨らみ、のり状に変化し肉汁を閉じ込めます。片栗粉でも小麦粉と同じ役割を果たしてくれますよ。
小麦粉と片栗粉は、焼いている時に焦げにくく、形がくずれにくいという効果も期待できます!
私が小麦粉を使い、ハンバーグを作った時も型くずれの心配はまったくありませんでした。
高野豆腐
高野豆腐は一度水(またはお湯)で戻してから細かくほぐし、ひき肉と混ぜて使います。
フォークを使うと、簡単にほぐすことができますよ。
高野豆腐の吸水力により肉汁がギュッと閉じ込められ、ジューシーに仕上がりに。
高野豆腐を戻さずすりおろす方法もありますが、大豆の風味が強く出てしまうので、一度水で戻すことをおすすめします。
市販の粉豆腐(高野豆腐を粉状にしたもの)なら、ほぐす手間を省くことができますよ。
ただ、豆腐にはハンバーグのつなぎとしての役割はないので、豆腐ハンバーグを作る時にはパン粉を使った方がきれいに仕上がります。
お麩
小麦粉を原料とするお麩(おふ)でも、パン粉の代用ができます。
作り方は簡単。お麩をポリ袋などに入れてめん棒でたたき、細かくするだけ!
高野豆腐と違って水で戻す必要がないので、お麩の方が使い勝手がいいかもしれません。
お麩は香りも味もくせがないので、使いやすい食材です。
パン粉よりも吸水力があるのでハンバーグのつなぎに使うと、しっかり水分を閉じ込めてジューシーに仕上がりますよ。
おから
おからはおろしたり、たたいたりする必要がないので、そのままハンバーグのたねに混ぜこむことができます。
おからをつなぎに入れると、やさしい口あたりになるだけでなく、かさましにもなりますよ。
うの花を作ったことがあれば、おからがどれだけ膨らむのか想像できると思います。
おからは食物繊維が豊富なうえに、比較的安い値段で買うことができるので、お財布にもやさしい食材です。
大豆の栄養も一緒にとることができるので、まさに一石二鳥ですね。
冷凍ごはん
冷凍ごはんを使う場合は、解凍してからフードプロセッサーで細かくします。
炊きたての温かいごはんは、ハンバーグのたねを混ぜる時に肉の脂をとかしてしまうので、おすすめできません。
冷凍ごはんを使う時も、解凍しすぎには注意しましょう。
オートミール
オートミールは糖質が低く、パン粉の代用品に適しています。
オートミールは、ダイエットの強い味方として注目が集まっていますよね。
ハンバーグのたねに混ぜこむ場合は、フードプロセッサーなどで細かくすると使いやすくなります。
オートミールを揚げ物の衣に使用すると、食感がザクザクとしたクリスピーな食感に仕上がりますよ。
オートミールを買ってみたものの、独特の匂い(香り)が苦手で食べきれず、放置している…という話もよく耳にします。
ハンバーグのたねに混ぜこむと、オートミールの独特な匂いも気にならなくなるので、一度試してみて下さいね。
パン粉の代用品として使える食材を8つご紹介しました。
パン粉がなくても、冷蔵庫やキッチンにある身近な食材で代用できそうですよね。
私はパン粉を1袋買うと賞味期限までに使いきれないので、いつももったいないな…と感じていました。
食パンが家にある時には、ぶんぶんチッパー(フードプロセッサーの手動バージョン)を使って即席パン粉を作っていますよ。
意外と知られていませんが、パン粉はパンを作る時に使われる食材以外にもイーストフード、pH調節剤や着色料などの食品添加物が含まれています。
・小麦粉
・イースト
・食塩
・糖質
・油脂(ショートニング)
・イーストフード
・pH調節剤
・着色料
・その他(でんぷん、植物性たんぱく質など)
小さなお子さんがいる家庭では、食品添加物はできるだけ与えたくないと考えている人もいるのではないでしょうか?
食品添加物が気になる場合にも、今回ご紹介した代用品を使うといいかもしれません。
私もパン粉の代用品になる食材がたくさんあることを知り、「もうパン粉のストックはいらないな。」と思いました。
私は香りや味にくせのないお麩が好きなので、今度はお麩を入れてハンバーグを作ってみようと思います。
あなたも今回ご紹介した代用品を参考に、おいしくてジューシーなハンバーグを作ってみて下さいね。
まとめ
- ハンバーグはパン粉なしでも作ることができる
- 小麦粉が表面をコーティングしてくれるので、ジューシーなハンバーグに仕上がる
- 小麦粉を使ってハンバーグを作った場合でも、型くずれせずにきれいに仕上がった
- パン粉にはつなぎ、かさまし、肉汁をとじこめる、肉をやわらかくする役割がある
- 肉200gに対して、パン粉10gの割合がおすすめ
- パン粉なしでも同じ役割を果たしてくれるものを代用品として選ぶ
- パン粉の代用品としては、食パン、小麦粉、片栗粉、高野豆腐、お麩、おから、冷凍ごはん、オートミールなどを選ぶとよい
テレビでハンバーグの中から滝のようにあふれ出る肉汁をみると、ついついよだれが出てしまいます。
今回、パン粉なしハンバーグを実際に作ってみて、パン粉なしでもジューシーなハンバーグを作れることがわかりました。
私はパン粉=パンのイメージが強く、パン粉の代わりに食パンを使うことが多かったのですが、小麦粉でもパン粉の役割を果たしてくれていました。
あなたも今回の記事を参考に、おいしくてジューシーなハンバーグを作ってみて下さいね。
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